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「介護老人保険施設」で働く理学療法士の友人に実際の働き方を聞いてみた

投稿日:2018年9月13日 更新日:

僕は理学療法士9年目になります。

同じ理学療法士の古くからの友人(9年目)に「介護老人保健施設」の働き方を詳しく聞かせていただきました。

介護老人保険施設の特徴

介護老人保健施設(通称:老健)は、医療・介護ケア、リハビリをして在宅復帰を目指す場所をいいます。

施設に入所できる対象者は介護保険(要介護1~5)の高齢者(65歳以上)。

 

介護老人保健施設は、「中間施設」と言われる位置付けられています。

つまり、介護ケアを受けつつ在宅復帰を前提にリハビリを継続して行う施設という位置づけになります。

 

入所期間は、概ね3ヶ月~半年くらいですが、実際には「家族では自宅介護はできない」などの理由から在宅復帰が困難となり、長期入所するケースもあります。

 

老健では入所3ヶ月間は1日に20分のリハビリを受けることができます。

3ヶ月を過ぎるとリハビリは包括となり、算定を受けられなくなります。つまり、3ヶ月以降のリハビリはサービスとなります。

実際のところは、3ヶ月の期限が来たからといって、全くリハビリをしないと身体機能の衰えてしまいます。そのため、介護士・看護士にリハビリ内容を伝え実施してもらうことになります。

また、コストは取れませんが、療法士がリハビリを提供することもあります。

 

介護保険領域は介護報酬改訂ごとに条件が厳しくなっており、「在宅復帰率」や「ベッド回転率」などが高い施設では加算もあります。

(この記事では細かい加算内容には触れませんので、ご了承ください)

 

前述したように、3ヶ月を過ぎるとリハビリの算定は包括となります。

そのため、経営的には

  • 如何にして速やかに在宅復帰を図るか
  • 訪問リハビリやデイケアなど幅広く事業を展開するか
  • 回復期の病院と情報共有や連携を取れるか

が大事な要素となります。

どんな疾患・能力の利用者が多い?

脳卒中後遺症や骨折(大腿骨頚部骨折など)、精神疾患(認知症も含む)などの疾患が多く、高齢者が入所していることから複合疾患を合併している方がほとんどです。

発症からの長期間経っている場合には、病院に居るときほど回復は見込めず、どちらかと言うと能力維持の方がほとんどです。

ですが、発症から期間が経っておらず、病状的に回復の期間にある利用者では身体能力の向上は見込めます。

能力的には、要介護1~5の方が入所しているため、基本的には介助や介護が必要な方が多いです。

介護老人保健で理学療法士が求められるスキルは?

病院に比べると、身体的な回復は緩やかになります。

ですが、在宅復帰を目指すにあたっては、何かしら変化を得られないといけないわけです。家族からしても、利用者が何も変わっていないのに「そろそろ在宅復帰を考えましょうか」と言っても困るわけです。

例えば、「介助量が減った」「移動手段が変わった」など何かしら目標が達成しないことには難しいのです。

 

理学療法士は、利用者のどこの部分の身体機能の向上が見込めるのか評価を行い、さらに福祉用具を提案し改善できないかなどを考えていきます。

さらに、介護保険を使って色んなサービスが受けられることも提案し、家族だけで利用者を支えるのではなく、サービスを利用することで在宅復帰ができることを説明します。

 

介護士との連携も非常に大切です。

前述したように、3ヶ月以降のリハビリは包括となるため、経営的にも期限が過ぎた利用者にたくさんの時間を費やすことができません。生活リハという概念のもと、介助をしながらでもできるだけ動くようにしていくことが大切です。

リハ職から病棟スタッフへ利用者の能力を伝達し、能力の維持に努めていきます。

介護老人保健の働き方(1日の流れ)

1日の老健の理学療法士の働き方です。今回、お話を聞いた理学療法士はデイケア併設の老健です。

9~10時 施設の利用者のリハビリ
10~12時 デイケアまたは施設の利用者のリハビリ
12~13時  休憩
13~15時 デイケアまたは施設の利用者のリハビリ
15~17時 施設の利用者のリハビリ

業務時間すべて利用者と個別リハをしているわけではなく、書類業務や会議などもしています。

担当数は16~18単位くらい。担当人数は施設20人くらい。

病院と老健の違いは、1日に見られる時間が短い(20分)ので、自分が関わったことで変化した実感は少ないかもしれません。

 

利用者の身体機能維持や楽しみの機会を作るため、療法士が集団リハビリやレクリエーションをすることもあります。

手段体操や歌を歌ったり、手工芸をしてもらい楽しみながら機能維持に努めています。

ただし、コストを取れるわけではないため、これらのお仕事は介護士の方にお任せすることが多いです。

介護老人保健の魅力

利用者と関わる期間が長く、時にお亡くなりになるまで担当することもあり、最期の看取りまでケアが求められます。長期的に利用者の生活を支えたい気持ちがある方は老健で働いてみてはどうでしょう。

 

病院と違って、時間的余裕があるため残業はそれほど多くはありません。業務外で残るとすると勉強会があるときくらい。

病気の予防やリハビリに関する講演会をすることもあります。地域の活動に興味がある方は良いかもしれません。

入所以外にもサービスを展開している老健が良い

老健でもショートステイを併設している施設もあります。これだと短期間のお泊りができるため、家族の負担も軽減することができます。

また、病院と同じように家屋調査も行い、本当に在宅復帰が可能なのかを確認することもします。

訪問リハビリやデイケアも併設していれば、入所後もリハビリの担当者をそのまま引き継ぐことができ、利用者・家族にとっても安心して退所ができます。

 

法人内で回復期の病院があれば、そこから在宅復帰が困難な利用者の入所を勧めることもできます。入院から在宅復帰まで情報を共有しやすいため、利用者・家族にとって安心ですね。

 

また、理学療法士にとっても施設だけでなく、訪問リハビリやデイケアなども経験できるチャンスがあるので、専門家としても幅広い知識を得ることができるのも魅力です。

ぶっちゃけ給料はどうなの?

給料に関しては、病院よりもやや高いですが、整形外科クリニックや訪問リハビリよりは低いといった具合です。

ただ、当然施設によって給与体系はまちまちです。

老健に興味があり、給料も気にする人は多くの求人で比較してみると良いでしょう。

前述したように、老健だけでなくショートステイや訪問リハビリ、デイケア、病院などと提携している施設がおすすめです。なぜなら一か所の売り上げが下がったとしても、他の事業で売り上げを上げることができればカバーできるのです。

経営が悪化すればボーナスにも響くので気にしておいたほうが良いでしょう。

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さいごに:老健に就職しようと思う人へ

病院に勤務しようと思う療法士は多いですが、老健で働いてみると、予防的な意味合いで地域で転倒予防教室や講演もしています。

 

介護老人保健施設が求められている要素は、5つあります。

  1. 在宅復帰を目指すこと
  2. 多職種と連携すること
  3. 在宅生活ができるようにショートステイなどを取り入れること
  4. 集中的なリハビリを提供すること
  5. 地域に貢献できる施設であること

在宅復帰を目指しますが、退所したら関わりが終わるわけではなく、看取りまで安心してサービスを提供できることが求められています。

また、在宅復帰が重要でショートステイを取り入れたり、デイケア、訪問リハビリなどがあると安心ですね。在宅復帰から地域の活動、看取りまでやっているため幅広く経験できます。

 

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