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理学療法士が退職するときは「辞めます」の一点張りで押し通せる理由

投稿日:2019年9月7日 更新日:

理学療法士のかずぼーです。

 

僕は転職を3回経験しているのですが、一つ不思議に思っていることがあります。

なぜだか、退職するときに「辞めます」と一言言えば辞められるのに、勇気がなくて言い出せない人っていますよね。

なんでですかね?

 

確かに「辞めます」って言うのは勇気にいる行動ですが、それでも嫌々働き続けるよりはマシだと僕なんかは思うんですけどね。

 

止められるんじゃないか?」とか理由をちゃんと用意しとかないと、辞めさせてくれないんじゃないか?」

などあれこれ悩むと思うのですが、結論どんな理由であれ「辞めます」の一点張りで辞められるんですよ。

あれこれ悩むなら、「辞めます」で押し通せば問題なしです。

理学療法士が退職するときは「辞めます」の一点張りで押し通せる理由

そもそも、辞めるのだって労働者の権利です。

なぜなら、労働者は職業選択の自由があるからです。

何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

引用)日本国憲法第22条第1項

 

なので、辞めたいときに辞められないって、職業選択の自由に完全に反してますからね。

理由を言わないと辞められないなんて、法律だけで考えたらあり得ません。

つまり、「辞めます」で押し通してしまって良いんですよ。

何か問題ありますか?

正当な理由がなければ、辞めさせてくれない方が問題ですからね。

2週間前に辞める旨を伝えれば一切問題なし

「辞めます」だけで、明日すぐに辞められる訳ではありません。

法律では、週間前に伝えれば問題はないとされています。

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

(民法627条1項)

 

半年以上で契約している場合には、3ヶ月前には申し出なければいけません。

ほとんどの人が月給制だと思いますが、年俸制の場合は注意してくださいね。

六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。

(民法327条3項)

 

 

法律では、2週間以内であれば会社から損害賠償を請求されてもおかしくないので注意してくださいね。

当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

(民法628条)

 

なので、辞めるなら2週間以上前に言いましょう。それなら、「辞めます」で押し通してしまえます。

 

僕なんかは、辞める理由を聞かれても「ここでこれ以上成長できないから」とか「もうアメリカ旅行行くことを決めましたので」とか言ってましたけどね。

全然問題なしです。

辞める時になに気を使ってるんですか?

どうせ辞めるなら人間関係は気にしなくて良いんじゃないですか。

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就業規則では、「1ヶ月前には申し出ること」などと記載されているでしょうが、基本的には法律が優先されます。

ただし、試用期間中はこの限りではないので、働き出したけど「やっぱ違う」となれば、試用期間内に辞める旨を伝えましょうね。

【円満退職】「辞めます」だけじゃない方が良い理由

「辞めます」だけで押し通しても、法律的には簡単に辞められます。

でも、それなりに辞める理由を添えることで残る人も納得してくれるんですよね。

だから、辞める理由も一応用意しておいた方が無難です。

 

ほんとは辞める理由が、

  • 上司が嫌い
  • 残業がアホみたいに多くて辞めたい
  • 給料安すぎ

だとしても、そこはオブラートに包みつつ、

  • やりたいことが見つかった
  • 家族のために給料の良いところ変わりたい

などもっともらしい理由を用意しておくと良いですね。

これは円満退職のためです。

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上司の圧力で「辞められない」なら専門機関に相談するべき

繰り返しになりますが、退職するなら「辞めます」だけで押し通せます。

法律上2週間以上前なら全く問題なし。

ただ、辞める理由をはっきりさせておくことで、上司の納得が得られやすく、円満に退職を進めることができます。

理由がないと辞めさせられないなんて言ってくる上司がいたなら、それ法律違反もそうですが人権侵害ですよ、はっきり言って。

 

労働者は職業選択の自由があるので、辞められない訳がないのですよ。

もし上司の圧力で辞めさせてくれないなら、労働基準監督署に伝えても良いでしょう。

あなたが辞めさせてくれないと本気で思っているなら、それはただ上司から圧力を受けているだけです。

 

円満に退職を進めた方がボーナスカットの仕打ちを受けることはないので、出来るだけ穏便に退職を進めた方が良いですね。

ちなみに、ボーナスは法律で定められてないので、カットすることも会社の自由なのです。よって、労働者はボーナスカットに対して文句は言えないんですよね。

雇用契約に「ボーナスにまつわる記載」が記載されており、それに違反していればボーナスカットは不正と見なすこともできます。

いろいろ不満なら就業規則や雇用契約を確認して、出るとこ出るって感じですね。

退職の目途が立てば転職サイトで次の職場を探しておこう

とりあえず「辞めます」の一点張りで、辞められてしまうほど労働者は法律で守られています。

とはいえ、円満に退職するのが一番。

「辞めます」に加えて、「次の職場が決まっています」とでも言えば、上司はそれ以上引き止める理由がありません。

もし、転職に不安があるなら、僕が転職した際に実際に使った転職サイトを活用してみてください。

 

転職サイトに登録すると、あなたの希望に合った就職先を紹介してくれます。サービスは全て無料です。

求人の案内はもちろん、職場内の情報例えばどんな上司がいるのか、給料の交渉、残業や有給消化率の有無なども転職サイトのエージェントが教えてくれます。

職場を選ぶ際の不安を少しでも解消するためにも、転職サイトは活用しておいた方が良いでしょう。

就職・転職を考えいる人へ!おすすめの転職サイトをご紹介

僕はこれまでに転職を3回、4つの職場を経験してきました。

僕が転職してきた理由ですが、給料の高いところを求めたり、残業の少ないところ、休日が多いところ、人間関係が良いところ、行きたい分野があったなど、自身の生活状況や価値観が変わったタイミングで職場を変えてきました。

リハビリ職は有資格者のため、転職しやすいのが最大のメリットです。

転職してすぐに月5万円以上も給料が増えることはよくありますし、職場を変えただけで人間関係が良くなり働きやすくなることもあります。

実際に僕は、そうやって理想の働き方を実現するために環境を変えてきました。今は給料も休みも多い整形外科クリニックに就職しています。

もちろん環境を変えれば、これまで築いてきた周りからの信頼もまた一から積み上げていく必要があります。

それでも今居る場所よりは可能性があると感じたから、転職することを決意したのです。

以下に、僕が実際に使ってみて、満足度の高かった転職サイトをご紹介します。

転職は何度もするものではありません。そのため、転職することに躊躇うこともあるでしょうし、どうやって転職すれば良いのか悩む人もいるでしょう。

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