理学療法士のかずぼーです。
「職場を辞めたいのだけど、なかなか辞められない」
そんな人もいると思います。
- 人間関係が悪い
- 給料が微妙
- 休日が少ない
- 残業が多い
- 他にやりたいことがあって・・・
など退職理由はさまざまですが、いざ退職となるとなかなか切り出しづらいものですよね。
- 上司に止められたらどうしよう
- 今のタイミングで辞めたら居づらくなる
- 抱えている仕事が終わらないと辞められない
- ボーナスカットされたらどうしよう
いろんな心配事を考えるでしょう。
僕は社会人10年目ですが、転職をこれまでに3回してきました。
最初に退職するときはいろんなことを心配しましたが、退職するのはそんなに難しいことではないと今では思います。
退職しようと考えている人の心配は、ちゃんとした知識があれば全く問題にならないのです。
ここでは、退職する際に挙がる心配に対する対策をご紹介します。
理学療法士が退職するのは簡単
辞めたいけど、上司から止められて辞めづらい人もいますよね。
基本的に労働者には「職業選択の自由」があります。
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
日本国憲法第22条第1項
なので、大前提として労働者は自由に辞めて良いのです。
むしろ、「辞めます」の一点張りでも辞めようと思えば辞められます。ただし、退職するなら2週間前までに申し出ること。
また円満退職のために就業規則や雇用契約書に「〇ヶ月前までに申し出ること」と明記されているはずです。確認してみてください。
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辞めると決めたら固い意思を持つ
上司は、退職を願い出てきた人を辞めさせないためにいろんな手を打ってきます。
本当に辞めたいのはら、辞めるための固い意志を持つことです。
でなければ、辞めない理由なんていくらでも思いついてしまいます。
「同期と別れるの寂しい」
「ここを離れると勉強できなくなる」
「もうすぐ新人が来るからもう少し先でも良いかな」
などと言って、いつまでも辞められない人がいます。
知り合いで「5千円昇給するから辞めないでくれ」とお願いされて本当に辞めない人もいました。
そもそも給料に不満があったのなら、転職すれば月給5万円アップさせれば良いでしょう。
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上司から圧力をかけられて辞められないときの対策
上司から半ば脅しのようなプレッシャーをかけられて辞めづらくなっている人もいるでしょう。
例えば、
「有休を使わせてくれない」
「ボーナスをカットされる」
「退職までの残業代が貰えなくなった」
「仕事を振られて辞めるに辞められない」
など。
退職するからといって、有給を使えないなんてことはない
まず有給を使うのは労働者の権利です。
なので、退職するから有給が使えないなんてことは法律違反と言っても良いでしょう。
こちらの記事で詳しく解説しています。
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ボーナスカットは不正ではないが・・・条件があります
続いて「ボーナスがカットされるかも」しれないという心配に関して。
基本的にボーナスを必ずしも与えなければいけないといった法律はありません。なので、ボーナスカットはある種許容されてしまうのです。
たたし、ボーナスを与えるなら雇用契約書に記載されていることが前提となり、雇用契約書通りに支払わないと問題とされています。
特に業績悪化、個人成績の不出来が原因でボーナスかっとはあり得ますが、そういった決まり事は明記している通りに支払わない場合は法律違反です。
いずれにしてもボーナスが貰えなくなるなどのプレッシャーを感じているなら、雇用契約書を確認しましょう。
ボーナスカットが不正である点を指摘し、速やかに退職したほうが賢明と言えるでしょう。
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残業代が貰えないなんてあり得ません
「退職する人に残業代が支払われない」こちらも問題です。
残業をするなら、法律に基づいて適切に賃金が支払われるべきとされています。
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「仕事が理由で辞められない」のは職業選択の自由に反している
「仕事を振られて辞められない」これは何ともしがたい問題ですが、そもそもその人でなければいけない状況が問題なわけです。
労働者なら代わりはいくらでもいますし、労働者は契約違反をしてはいけませんがその会社の責任までを背負う必要はありません。
売り上げの半分くらいの給料しか貰えていないのに、そこまでの責任を負う必要があるのかとも言えます。
「1年前から申し出ないと辞めさせてもらえない」なんて言う人もいますが、辞められないわけがありません。
辞められないのなら、それは圧力を受けているだけです。労働者は辞める権利があるのです。
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「辞めさせてくれない」はすべて合理的に対処可能
いろんな圧力で辞めさせてくらいかもしれませんが、すべて合理的に対応可能ということです。
ボーナスカットや有給を使えなくするなども法律違反なので、気にせず使いましょう。
退職の流れを知っておくと良いかも。イメージがつきやすいと思います。
イメージがつかずに甘い誘惑に負けて転職を見送る人も多いですが、何のために転職を考えてみてください。
給料を上げるため?
他ににやりたいことがあるから?
転職しようと考えた理由を思い出してください。
辞めたいのなら、「退職する」と固い意志を持ち、行動することが大切です。
どうしても辞めづらい人は、退職代行サービスもあり
止められて辞めづらい人は、お金を払ってサクッと辞める方法もあります。
退職代行サービスを使えば、明日から会社に行かず上司とも合わずに退職手続きを行ってくれるサービスです。
調べた限りでは、退職代行サービスを提供している会社は結構あるみたいです。
退職代行サービス▼
「辞めるだけで何万円も払うの?」
そうと思うかもしれませんが、転職先で月給5万円上がることはよくあります。
僕も転職して月給8万円ほど上がりました。転職すれば退職代行で使った費用はチャラにできます。
また退職代行サービスを使えば、ボーナスカットや有給が使えないなどの圧力にも余裕で屈することができます。数万円が安く感じるくらいです。
意思のある人は順当に退職を進めよう
退職代行サービスを紹介しましたが、意思を持って辞められる人は特に必要のないサービスだとは思います。
わざわざお金を払って辞める必要もないでしょう。
この記事で紹介した法律的なことを少しでも知っていれば、不当なボーナスカットや有給が使えない、辞めさせてくれないなんてことはありません。
繰り返しになりますが、辞めるのは「労働者の権利」これが大原則です。
転職するには、退職手続きと転職活動が両方が待っています。
退職を無事に進められそうでも、次の就職先が見つからないと安堵な気持ちにはならないでしょう。
転職活動をサポートしてくれる手段として、転職サイトを活用することもできます。
転職サイトは無料ですので、こちらは使っておいたほうが有利に転職を進められます。
求人の紹介、働き方も相談、退職代行ほどではないですが、退職手続きの助言くらいはしてくれます。
一人ですべて抱えてしまうよりは、転職のプロにお任せした方が楽です。履歴書の添削や面接対策なども行ってくれます。
転職するなら、転職サイトを使わない手はないですね。