理学療法士として働くにあたって、やりがいや働き甲斐があるほうが良いですよね。
なぜかと言うと、1日の大半は仕事をしているからです。
通勤を含めると24時間の内、1日8時間以上を嫌々仕事しているよりも、「この仕事楽しいな」と思えるほうが、きっと人生豊だと思うのです。
僕は理学療法士10年目になりますが、今までに4つの職場を経験してきました。
僕は10年のキャリアにおいて、回復期の病院や訪問リハビリ、外来リハビリ、デイケアなども経験してきました。
仕事内容としても、チームリーダーに抜擢されたこともありますし、新人教育にも携わっていたこともあり貴重な経年をさせてもらいました。
今でも理学療法士の仕事を割と楽しんでしていますが、1年目の頃は残業がとても多く、この仕事辞めたいなと思うときもありました。
今では、転職を3回繰り返して、それなりに楽しく仕事ができて毎日充実しているのですが、
10年で色々経験してきてみて、こういう条件であれば「働き甲斐があるな」と思うことを3つ挙げようと思います。
理学療法士として「働き甲斐のある職場」3つの条件
僕が思う働き甲斐のある職場の条件は3つあります。
- 尊敬できる先輩や上司がいる
- 選択肢を与えられている
- 成果を認めてくれる
1.尊敬できる先輩や上司がいる
「こんな先輩(上司)になりたいな」
と尊敬できる先輩または上司がいれば、それがあなたのロールモデルとなります。
例えば、患者に対する信頼を得るのが上手い、研究に長けている、副業ビジネスをやっているなど、何でも良いですが、あなたが「この人の真似をしたい」と思える人がいれば、自分自身の成長を加速させてくれます。
その人がどんな方法で学習しているのか気になれば、すぐに聞くことができますよね。
逆に、尊敬できない人と一緒に働いていても学ぼうとしないですよね。一緒にいても成長できないですよね。
自分自身が成長することは喜びでもあります。
また、もし転職して他の職場に移ったとしても、自分自身がレベルアップしておくことで、どこに行っても通用するようになります。
一緒に働く先輩や上司はなかなか選べませんが、尊敬できる人が一人もいないようなら早めに転職を考えても良いかもしれません。
2.選択権を与えられている
職場ではなかなか自分のやりたいようにできないこともありますが、ある程度選択権を与えられていることも「働き甲斐のある職場」の特徴です。
- やりたい仕事を任せてくれる
- 副業OK
- 勉強会非強制
- 新しいプロジェクトの提案も受け入れてくれる
など、「こうしたい」と思ったときに、それがスッと受け入れてくれる上司や会社である場合は、働き甲斐があると思います。
好きなようにやらせてくれる職場はなかなかないので、もし今そのような職場にいるのであれば、そのまま頑張ってそこで働き続けたほうが良いと思います。
逆に、「この仕事やっといて」などと言って雑用を押し付けられたり、
「副業は絶対禁止、副業すれば減給」
「勉強会も強制参加」
「新しいプロジェクト」を始めるにしても、上司の許可、上層部の許可などと言って一向に始まらない、などはやる気がなくなりますよね。
一言で言えば、ガチガチに縛ってくる職場はしんどいんですよね。
3.成果を認めてくれる
日本には、ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)がほぼないので、どれだけ働いたらどれだけの報酬が貰えるのかわかりづらいシステムになっています。アメリカやヨーロッパでは、ジョブ・ディスクリプションが広く用いられています。
ジョブ・ディスクリプションとは、職務内容を記載した雇用管理文書である。労働者の職務を明確化することによって「働きの度合い」と「賃金」を繋げる役割がある。成果主義、成果給を導入する際には不可欠なものであり、企業の人事考課方針などに使用される。
引用)wikipedia
日本は成果主義よりも、年功序列の文化が根強いですよね。長く勤めさせることには貢献していますが。
昔からいる科長ですと年収800万円くらいはあります。その代わりに、いろんな決定権があって責任は重いのですが、僕らが今からそこまでになるには相当厳しいと思います。
めちゃくちゃ頑張ってるのに、昇給もほとんどない職場もたくさんあります。それなら手を抜いてしまったほうが、割に合うのではないかと思えるほど。
もちろん、長く勤めて上司からの信頼を蓄積することも大事です。
それだけでなく、挑戦して成果が出たら給料が上がるのがベストですよね。
例えば、新しいプロジェクトを組んで成果を出したり、教育システムを構築すればボーナスに反映されるなど。
今すぐ変えたほうが良い職場
理学療法士の仕事にやりがいを感じている人も多いと思います。
「この仕事はお金のためにするのではない」とお金アレルギーの人がいますが、そういった洗脳を受け続けてサービス残業が当たり前に横行している職場も普通にあります。
もし、業務外に仕事を持ちこしてしまうのであれば、しっかり残業代も貰うべきですし、そうでなければ搾取されていると考えても良いです。
もちろん、自主的に残っていたり、勉強になっているのなら話は別ですが。
やりたい仕事もできない、副業もできない、帰る時間も遅く職場にいる時間が長い、このように職場に縛られていると自由な時間がありませんよね。
何十年も働いていても、幸せにはなれないかもしれません。
ある程度選択肢があって、かつ成果に見合った報酬が与えられて「働き甲斐がある」と思えるのではないでしょうか。
ホワイトな職場は身近にある
ホワイト企業は増えています。
僕は家から近い職場で働いていますが、月給も30万円、休憩時間も家に帰って昼寝したりもしています。
勉強会も強制参加ではありませんし、自分で学びたかったら好きにして良いよという感じです。
必要な資格があれば、それを取ることで昇給してもらえたり、かなりホワイトだと思います。
認定や専門理学療法士の資格を取っても給料が上がらないなんてことは多いですよね。
ただ、資格を持っていることで給料が上がる職場もあります。これなら、資格を取る意味はとても大きいですよね。
ただ、サービス残業やいじめのようなブラックな職場もまだまだ多いです。
この3つの条件を満たしていない人は、職場を変えることで、楽しく学びながら働けると思います。
- 尊敬できる先輩や上司がいる
- 選択肢を与えられている
- 成果を認めてくれる