理学療法士のお仕事は、日々勉強ですよね。
理学療法士の腕は、日々の勉強、周りの環境に依存しています。
例えば、
- 毎日本を読んだり
- 週末に勉強会に参加している
このように、自己研鑽を怠らない理学療法士は当然レベルアップします。
また、同僚にすごい勉強熱心な人がいればそれだけで刺激になります。教えてもらい知識を補充することもできるでしょう。
つまり、周りの環境も成長のためには欠かせないのです。
もちろん、自分を律せられる人ばかりではないですし、成長するための環境が整っていない職場もありますよね。
「このままでは、理学療法士として成長できないかも?」と心配になる人もいるでしょう。
この記事は、成長願望のない人が読んでも意味はないかもしれません。
ですが、理学療法士として自信を持ってキャリアを歩んでいきたい人には読んでほしい内容になっています。
理学療法士として「成長するとは」?
成長するためには努力は必要ですが、努力=成長ではありません。
いくら頑張っていても、理想とかけ離れてた働き方をしていても「で、これって結局どうなるの?」と疑問が浮かんでくるのです。
「成長」とは一体なんなのでしょう?
すごく曖昧な言葉ですが、これは人によって解釈が異なります。
- 患者に賞賛されること?
- 上司から褒められること?
- 給料が上がること?
周りと切磋琢磨するのが「成長」と感じる人もいるでしょう。
「いや、いや、切磋琢磨なんてどうでもいい。給料が増えなければ意味がない」という人もいるでしょう。
あなたが望む正しい方向に向かわなければ、努力は虚しいだけです。
いずれにしてもあなたが今よりも大きくなること、前に進むことが「成長」だと僕は思うのです。
理学療法士が成長を感じない理由
理学療法士が「これでは成長できない」と感じる理由を見てみましょう。
やりがいを感じない
やらされ感満載の仕事では、自分でその仕事をコントロールできないのです。
言われた通りにこなしている状態は、ただの作業になってしまいます。そこに十分な考察もなければ、仕事自体が苦痛になってきます。
人は、自分で決めて行動しているときにやりがいを感じます。
やりがいのある仕事は、時間を忘れるほどに没頭しますよね。
ゲームにハマる子供が、時間を忘れて没頭している間に気づいたらゲームが上達していたのと同じです。
成長するには、まずやりがいのある仕事を選択すべきなのです。
認めてくれる人がいない
やりがいを感じていても、自己完結だけでは物足りなさを感じてきます。
マズローの5段階欲求では「承認欲求」がありますが、人は誰かに認められることを本能的に望んでいます。
例えば、上司から認められることで、承認欲求が満たされるでしょう。
また、フィードバックがあることで「以前よりも仕事ができるようになった」と気づけるのです。
あなたの努力を誰かが認めてくれているでしょうか?
あなたが、まだまだ無能だから誰も認めてくれないのではないかもしれません。
教え合える人がいない
職場に教え合える仲間がいないのも、成長を感じさせない要因になります。
例えば、業務後にでも集まって勉強会を開こうとしてもなかなか人が集まらないこともあるでしょう。
仕事が終われば、定時に上がるのが通例の人もいますよね。
患者の話をしようとしても、サッといなくなる人もいるでしょう。なんなら、声をかけると迷惑そうな顔をされたり。
「今患者について話がしたいのに」とモヤモヤしますよね。
業務が忙しすぎて勉強どころではない
僕が最初に勤めた職場は、かなりきついところだったのです。
1年目は、実習生のようなレポートが毎日。2年目に上がって後輩ができても、指導者として23時に退社することもよくありました。
そんな残業ばかりの職場では、休日は身体を休めないと休まないと身体が持ちません。
なので、勉強会にも参加する暇もありませんでした。
成長したい人は、どこで働くか(環境)が超大事
僕は転職を3回経験してますが、職場の雰囲気はほんといろいろでした。
成長できるかどうかは、環境に依存します。
僕が最初に勤めた職場はかなり厳しい環境だったので、若手の頃はかなり成長を感じていました。でもね、どこかで頭打ちを感じてきたのです。
そりゃ、勉強する時間がないくらい毎日忙しいのですから、成長がストップしてしまいます。
「同僚が程よく勉強熱心で、自分の時間も作れる」そんな職場はないものかと思い、転職をしたことを覚えています。
本当にあなたのやりたいことなのか?
「本当は在宅リハを興味があるのに、病院で働いている」
それでは、なかなかモチベーションが上がらないですよね。
行きたい分野には最初から行き、現場を経験することで成長するのです。違う分野で経験を積んでも遠回りになるだけです。
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実際に、その分野が「本当に自分に合っているのか」も早い段階で確かめておくことも必要です。
いざ、飛び込んでみてやっぱり違うとなっても、職場を変えることは可能です。
自慢になりませんが、僕も訪問看護ステーションを2ヶ月で退職しましたからね。
「ここにいても成長できない」と感じたからです。
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「研究バリバリやる理学療法士になりたい」「患者を治せる専門家になりたい」そんな働き方を目指す人もいるでしょう。
一方、「稼いで家族を幸せにしたい」そんな生き方がしたいために、給料を上げたい人もいるでしょう。
給料を増やしたいのなら、給料の高い職場に転職するべきです。
昇給がなかったり、ボーナスがない職場もありますので、そういうところでいくら努力を積んでも給料は増えません。
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給料も増えずに、頑張ることもできずにいたでしょう。
僕は転職したことで毎日楽しく働いています。ストレスもありませんね。
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成長しない要因は、
- 環境が悪い
- コンディション(体調)が悪い
- 分野が悪い
- 働く人が合っていない
などがあります。
激務で体調を壊したり、精神的に崩壊して鬱になってしまうと成長どころではなくなります。
働きやすい環境や人と一緒に働くほうが、あなたの成長にも繋がるし、何より楽しいですよ。
転職をしたい人は、しっかり段取りを踏みましよう。
上司への報告は3ヶ月前がベストです。引き継ぎがありますので、余裕をもって報告しましょう。
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