理学療法士のかずぼーです。
このブログでは僕の経験を踏まえて、転職や就職の知識を情報発信しています。
僕は理学療法士歴10年の間に転職を3回していますが、今までに転職したことを後悔はしていません。
転職することで色んな職場で経験を積めますし、人間関係の見効きも養われます。
職場を選べば給料が増える可能性もあります(僕は実際に月給8万円くらいアップしました)。
ただ退職する旨を上司に伝えると、止められてしまうこともあるでしょう。
僕も退職する際に上司に退職することを伝えると案の定止められましたが、それらはすべて無視して転職活動を進めていました。結果的にはそれが良かったのだと今では思います。
ここでは理学療法士が退職する際に上司に言われるクソ発言ということで4つほどご紹介したいと思います。
上司からこれらの言われても臆することないように、転職活動を進めてみてください。
クソ発言①「転職理由を明確にしないと失敗する」
退職する旨を上司に伝えると、「退職理由は何?」とよく聞かれます。
たしかにこれを聞かれる意味はわかります。もっとストレートに表現すると「うちの職場のどこが気に入らないの?」ということですよね。
退職志願者からそれを聞き出すことで、職場環境の改善に繋げたいのはわかります。
ただ、「転職する理由を明確にしないと失敗する」というのは、止めるための常套句でしかありません。
別に「今の職場が合わなくなったから」「ここでは満足きないから」で良いと思います。辞めるのは自由ですからね。
転職理由を明確にしたほうが良いのは辞めた後、つまり面接の時に聞こえが良いからです。
「なぜうちの職場を選んだのですか?」と聞かれたときに答えられるようにしておけば良いのです。
退職前から「これを求めて転職する!」と決めてしまうと、それを基準に職場選びを始めてしまうので、むしろそのほうが転職に失敗してしまいます。
「自分は訪問リハビリがやりたいから退職するのだ!」と決めてしまうと、訪問リハビリしか探さなくなり視野狭窄に陥ってしまします。
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クソ発言②「スキルがないと転職しても通用しない」
僕は経験年数だけ重ねた典型的なダメな理学療法士です。それでも転職3回経験した中で就職難だったことは一度もありません。
本気を出せば2週間で理想の職場を探すことも用意でした。
たしかにレベルの高い現場で働こうと思えば、それ相応のスキルが必要です。
でもただ「今の職場を変えたい」「もう少し条件の良い職場に移りたい」くらいの程度であれば、スキルがなくても転職できます。
転職の際に必要なのは実績だとよく言われますが、正直ほとんど関係ありません。
「私は○○の実績があるので貢献できると思います!」と言われても、そんな大層なスキルを求めている職場ってどのくらいあるのでしょうか?
ほとんどの場合、「人員が足りないから」程度の募集条件じゃないでしょうか?
なので、転職する際に必要なのはスピードだけです。募集が始まれば速やかに応募するスピード感。
クソ発言③「3年は頑張った方が良い」
「石の上にも3年」とは古くから言われている言葉です。
たしかに、あるスキルを身に着ける際にはおおよそ3年はかかるでしょう。僕も理学療法士としてある程度自信をもって仕事ができるようになったのが3年目の年からでした。
でも今では「転職したいなら別に3年も待たなくて良くない?」そう思っています。
- 嫌々働いていたり、「ちょっとここは違うかも...」と感じながら3年働いている人
- 「仕事が楽しい」「学べることが多い」「プライべーども充実している」と感じてる人
とでは、どっちが積極的に学ぶ姿勢が取れるでしょうか?どちらが幸せでしょうか?
僕は断然後者だと思います。
「新人だからまずは病院で」や「新人が最初から訪問リハビリは不向き」など言われることもあるでしょう。
ただ、やりたいことを最初からやったほうが理学療法士としても成長できますし、やりがいも感じるでしょう。何より人生幸せだと思います。
3年なんて待つ必要はありません。今すぐやりたいことを始めましょう。
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クソ発言④「転職が多いと採用に響く」
「これで転職何回目?」「これだけ転職していると再就職は難しくなるよ。」など。
はっきり言って、再就職に全く影響がありません。
少なくとも、僕の場合は転職回数が採用に響いたことは一度もありませんでした。
たしかに、面接の際に退職理由を一つずつ質問されます。なので、答えられるように正当な退職理由を用意しておけば大丈夫です。
特に急募の場合には、すぐにでも採用したいと考えているくらいなのです。
せっかく応募しきてくれた人を、ただ「転職回数が多いから」という理由で弾いてしまうほどの余裕がない職場も多いです。
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結論:転職を反対してくる人の意見は気にしない方が良い
転職したことがない人は、「転職をしない方が良い」と言うでしょう。
なぜなら、転職したことがない自分を...自分がやってきたことを正当化したいからです。
たしかに、年功序列式に出世して給料が増えていくこともあるでしょう。その分責任感が重くのしかかって、辞めるに辞められない状況になったり、辞めてしまうと地位を失うことも大いにあり得ます。
だけど、まだ何者でもない状況の人が、嫌々働くのであればすぐに自分の理想とする働き方ができる職場へ移ったほうが良いと思います。
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9年のキャリアの中で、転職を3回経験しているかずぼーです。 理学療法士として働いていると、今の職場に不満があり転職しようかと悩むときがあると思います。 「給料を上げたい」 「人間関係の良 ...
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転職したことがある人に相談すると、転職したほうが良いというのは当たり前です。僕もその一人です。
なぜなら、転職したことで自分の知見が広がったり、給料が上がり生活がちょっとでも豊かになる経験をしているからです。
僕は転職したことで、給料も上がりましたし、時間も増えました。人間関係で悩むこともなくなりましたし、ストレスがほぼないです。
「明日仕事嫌だなぁ」とか「あの仕事プレッシャー感じるなぁ」と悩まなくなりました。責任ある仕事をしたい人は別でしょうが...
転職したいときに早く行動しておかないと、結局ズルズル居続けることになって辞めづらくなります。
上司にいろんなことを言われて、「やっぱり転職はまだ早いのかな」と言いつつ何年も経過している人が僕の周りには何人かいます。
「あと1年頑張ろうかな」と考えても、よく考えるとその1年って無駄ですよね。
習得するスキルがあったりするなら別ですが、それなら転職して月給5万でも増やした方が得じゃないでしょうか。
むしろすぐに転職して、再就職先の将来も居続けるであろう職場ですぐに経験を積んだ方が良いのないでしょうか?