理学療法士のかずぼーです。
僕は、理学療法士の平均年収400万円くらいは、なかなか絶妙だと思っています。
理学療法士の平均年収400万円くらいはなかなか絶妙だと思う。贅沢しなければほとんど困らない。とはいえ、お酒、タバコ、外食くらいの贅沢はできる。
— かずぼー@理学療法士・ブログ (@kazubo_rigaku) 2019年4月15日
まず事実として、理学療法士の平均年収は、厚生労働省の平成29年度賃金構造基本統計調査によると、理学療法士の平均年収は約404万円といわれています。
他の人も調べていたようで、平均年収に多少の誤差はありますが、概ね約400万円くらいです。
平均は405万らしいです。中央値は探しても出てこなかったので推測です。でも若い人が多いので300-350くらいなんじゃないかなと。厳しいと思います。少子化になるわけです😓 pic.twitter.com/1QLmxc9BEP
— SGM (理学療法士・戯作者) (@SGM31214252) 2019年4月15日
平均はこんなもんです。前の病院も今の病院もこれよりだいぶと高いのでほんまかなーと思うのですが、時短やパートが多いとかではないのかな? pic.twitter.com/thK8yoeOLF
— freedom (@allways_04) 2019年4月15日
ちなみに、日本国民所得は427万円(参考:平成27年度国民生活基礎調査より)とされていますので、理学療法士の年収はそれほど高くないと言えます。
ただし、理学療法士は若い業界ですので、若い人の年収が低いというのは、当たり前と言えば当たり前です。
僕もおそらく年収300~350万円くらいの層が最も多いのでは?という印象ですね。
ここからが本題ですが、理学療法士の平均年収400万円は、かなり絶妙だと思うのです。
理学療法士の平均年収400万円は絶妙だと思う理由
年収400万円とうのは、生きていくには十分な額です。
月の手取りはボーナスを差し引いても、23~27万円くらいでしょう。
まず一人暮らしの場合には全く生活に困りません。
一人暮らしでは、余程の贅沢をしなければ月に15万円あればそこそこ裕福な暮らしができます。
車を買ったり、飲みに行ったり、勉強代にあてることもできるでしょうし、貯金や投資にあてる額が月に10万円ほどあります。経済的にはかなり安定しています。
共働きの家庭なら、理学療法士で年収400万円で、さらにパートナーとの収入を足せば世帯収入600~700万円くらいあれば、そんなにひっ迫はしないでしょう。
一馬力の家庭では、年収400万円あれば家族を養うために贅沢はできませんが、やっていくことは難しくありません。
とはいえ、お酒やタバコ、外食くらいの贅沢はできるのが年収400万円くらいです。
理学療法士はお金にならない活動を好む
年収400万円は、生活にはそれほど困らないので、贅沢しようと考えなければそれ以上のお金を求めない人が多いです。
しかしながら、理学療法士は残業の少ない業界ですので、暇な時間は十分にあります。
かといっても、年収400万円以上では、暇な時間にお金を気にせず使うほどの余裕はありません。
こうなってくると、年収400万円の理学療法士は、お金をかけずに時間を潰す必要性があります。これが、僕が年収400万円を絶妙だと思う最大の理由です。
理学療法士はポテンシャルの高い人たちが多いので、社会貢献に時間を費やしだします。
特別お金には困っていないので、無収入でも社会貢献になれば良いと考えるのです。
例えば、研究や症例報告会、ボランティアで地域の行事に参加したり、報酬のない活動を好んで行い出します。
社会貢献が必ずしもお金になるとは限らない
無収入の社会貢献活動を否定するつもりは全くありません。
ただし、お金の心配をしている人なら、まず今の活動がちゃんとお金になることなのかは考えておいたほうが良いです。
「社会貢献が必ずしもお金になるとは限らない」ということを覚えておいてください。
極端な例ですが、ホームレスの世話をしてもお金が貰えるとは思わないですよね。でも、人助けにはなりますがね。
もし、あなたが少しでも収益を増やしたいと考えているのなら、努力の方向性を間違っては一向に収入は増えないのです。
理学療法士はお金にならない活動が好きだけど、それは尊い活動だと思う。もしいずれは収益化もと考えいるのであれば、努力の方向性を間違ってはいけない。社会貢献が必ずしも収益に繋がるとは限らない。
— かずぼー@理学療法士・ブログ (@kazubo_rigaku) 2019年4月16日
仮に理学療法士の年収が300万円だとすれば?
仮に理学療法士の年収が300万円だとすれば、どうでしょう?
月給は17~20万円くらいです。
前述したように一人暮らしだと月の生活費は余裕をもって15万円くらいと考えると問題はないですが、それでも貯金もわずかにできる程度です。
一馬力の家庭では、まずやっていくので精一杯です。相当節約しないと生活がままならないでしょう。
家族がいる人は、まず年収を上げることを考えるはずです。
年収と幸福度の相関性について取り上げられることは多いですが、一人暮らしなら少し節約すれば300万円くらいは生活の安定性がギリギリ確保されるレベルです。
ところが、年収400万円になると次のステージに移っています。
引用)https://www.motivation-up.com/whats/moneyhappy.html
少し贅沢できるけど、めちゃくちゃ贅沢できるわけはないくらいの絶妙な年収が400万円なのです。なんなら、サービス残業でもして時間を潰したくなるくらい。
これが年収300万円しかなければ、そんな余計な時間つぶしをしている暇などありませんからね。将来のために、すぐにでも収入を増やそうと躍起になるはずです。
年収450~500万円は割と狙える
400万円は、一人暮らしなら余裕で暮らしていけるし、共働きなら軽く贅沢はできます。
お酒やたばこ、外食くらいの贅沢はできてしまうのが年収400万円くらいです。
一人馬力でも、家族を養うにしても贅沢さえしなければやっていけます。
簡単に言うと、年収400万円は危機感を覚えるほどの年収ではないということです。もちろん状況によりますがね。
年収と幸福の相関性は、800万円までは右肩上がりに相関性が示されているので、もし幸福度が低いと感じている人は、まずは年収を上げることを考えてみてください。
理学療法士で年収450~500万円くらいは普通に狙えます。
訪問看護ステーションのインセンティブ(歩合制)を取り入れている職場では、転職してもすぐにそれくらいには達します。
僕の新卒1年目での年収が、病院勤めで450万円でした。月給は31万円です。
年収450~500万円は、かなり現実的な額です。
400万円から450万円に年収が増えると、月給で言えば約5万円のアップです。
月に5万円増えれば、さらに生活が豊かになると思いませんか?