「理学療法士の給料って、月給の手取りはどのくらいあるの?」
と気になる人もいるでしょう。
僕は理学療法士10年のキャリアの中で転職を3回経験しています。
1つは非常勤の訪問リハビリでしたので参考になりませんが、他3つの職場の手取りの給料はどのくらいなのか参考になると思います。
理学療法士10年のキャリアで手取りの給料はどのくらい?
僕のキャリアはざっとこんな感じです。
- 1~4年目(回復期の病院)
- 5~8年目(回復期の病院)
- 8年目(訪問リハビリ※2ヶ月で退職)
- 9~10年目(整形外科クリニック)
月給からは、
- 健康保険料
- 厚生年金料
- 雇用保険料
- 所得税
- 住民税
など3~4万円ほど引かれます。
1~4年目(回復期の病院)
月給は31万円。
手取りは25~26万円ほど。
新卒の初任給にしてはかなり給料は良いほうですね。ただし昇給がないかったのは痛いです。
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5~8年目(回復期の病院)
月給は22~24万円くらい。
手取りは17~20万円くらいになります。
理学療法士の給料だとこれくらいが相場ではないでしょうか。
9~10年目(整形外科クリニック)
30~31万円。昇給は5千円/年。
手取りは25~26万円。
転職してすぐに月給30万円越えは比較的良いほうですね。
特に役職に就いているわけでもないので、割の良いほうだと思います。
手取り13万や14万円の職場もあるらしい!どうやって生活するの?
月の手取り13万5千円という職場もあるようです。
理学療法士の手取りで、月14万円代というのを何人か聞く。
今のところ聞いたなかで最低額は月13万5千円。どう考えても生活がきついよな。
むしろ、なんでその職場を選んだのか疑問が出るレベル。自分の価値を安売りはしないでおこうぜ。
— PT/OT/ST お金の講師 ぴっきー (@pQo7CiL0h75jPhK) 2019年1月21日
これは非常勤なのかと思ったのですが、なんと常勤だそうです。地方だとは思いますが。
都会で手取り13万円代だと、どうやって暮らせば良いのやらわかりませんよね。
都会でも少なくても20万円はないときついです。
なぜなら家賃だけで安くても5~6万円くらいかかりますよね。それで食費3~4万円、光熱費2万円くらいですか。
つまり、生活に必要なお金は月に10~12万円は最低必要です。最低は、ですよ。
洗剤買ったり、化粧品買ったり、服を買えば15万円くらい必要な月もあります。13万や14万円では赤字です。
そんな安い給料では勉強もできませんし、貯金も投資もできません。つまり、ここからさらにお金を増やすことはほぼ不可能なのです。
僕らができることは、そんな劣悪な給料を出すような職場に就職しないことです。
13万円で受け入れてしまっていると、そういった給料の安い職場はなくなりませんのでね。
お金に余裕があれば、娯楽にも使えるし、勉強も貯金も投資もできる
40代でも手取り20万円は普通にあり得ます。
40代セラピストで手取り20万円も多くいる今の世の中。
マジで定年後どうするんだろう。。。
働き甲斐も大事だけど、将来的なお金の計算もしたほうがいいと思う。
理学療法士は今は食える資格だけど、将来は食えない資格になるかもしれないから。
— PT/OT/ST お金の講師 ぴっきー (@pQo7CiL0h75jPhK) 2019年3月5日
ほんとに、定年後が不安なるレベルです。
なぜなら、将来、年金を差し引いても3,000万円は貯めておかないと生活水準を保つことは難しいと言われています。
なので、余剰資金は絶対に作って貯金か投資はしておいたほうが良いです。
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僕は転職して30万円以上はあります。手取りでも26万円くらいです。
これくらいあると、生活はかなり楽です。
僕は普段無駄遣いをしないほうではありますが(と言っても、書籍は結構買ってます。)、お金の心配をしなくて済むようになりました。
お酒を飲みたいときに飲めますしね。そこそこ娯楽にもお金を使えます。
また、月に必要なお金は、都会で一人暮らしだと多く見積もっても15万円くらいです。
手取り26万円だとすると、毎月10万円は貯金できます。また、投資して長期的に利益を出せば、老後の心配を最小限に抑えることもできます。
行きたい勉強会が1万円したとしても、自分にとってプラスになるなら積極的に受けています。
これが13万円の給料しかなかったら、1万円なんて大金ですよね。それで躊躇って、未来への投資の機会を逃すのです。非常にもったいないことです。
他に良い職場はいくらでもある
給料が安くても勉強できる環境なのかもしれませんが、ちゃんと将来のための勉強になってるのか、今後飛躍的に給料は上がるのかは考えて働かないと一生お金の心配をして生きていけなければいけません。
もし、何も考えずに「雇ってくれる職場がそこしかなかった」という理由だったら、他に就職したほうが良いです。
求人をよく見てみると、他にもいくらでもあります。
田舎のほうだと求人数は減りますが、都会はまだまだたくさんあります。
もしかすると、自分では探しきれていない求人もあるかもしれません。
就職または転職する際は、転職サイトを活用することを僕はおすすめしています。
なぜ、転職サイトを使うと良いのかというと、非公開求人もあるからです。
非公開求人とは、その名の通りネットには公開されていない求人のことです。非公開にすることで、応募者の殺到を防ぐ目的があるのと、条件に合う応募者を事前に選定する目的あります。
転職サイトに登録すると、エージェントと呼ばれる就職のサポートがつきます。
応募者は、エージェントの希望する条件を伝えます。
例えば、「年収400万円以上」「休みは多いほうが良い」「この分野で働きたい(例:病院、訪問リハビリ)」などと希望を伝えましょう。
エージェントは、職場の内部情報まで詳しいので、人間関係の良い職場を希望、残業は少ないほうが良いなども伝えることで、より理想の職場を探すことができるのです。
さらに、履歴書や面接対策もしれくれるので、気に入った職場に内定をもらえる可能性が高くなります。
面接前に病院・施設見学の依頼を希望する人は、エージェントに伝えましょう。エージェントから応募先に連絡してくれ、日程調整をしてくれます。
これだけのサービスを無料で受けられます。
これから就職する人、転職する人は使わない理由がありません。
僕も転職する際は、必ず転職サイトを使っていました。
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