理学療法士として働いていると、「最近、張り合いがなくやる気がでないなぁ」と感じることはありまりませんか?
病院で働いていても、毎日同じ患者さんと同じようなリハビリをする。患者診療が終われば、書類業務をして本日も終了、みたいな。
毎日同じことの繰り返しで、ウンザリ、やりがいを感じられなくなることってありますよね。
この先も同じようなことを何十年も続けると思うと、余計にやる気がなくなってしまいます。
ここでは、やりがいがなくなった人でも、もう一度やる気が上がる方法ご紹介しています。
解決策①.勉強してみる
分からないことが多いと、「自分はできない」と思い込んでしまい、余計にやる気をなくしてしまいます。
そんなときは、新しい知識を得るために勉強してみることをおすすめします。
理学療法士が「自分は向いてないかも」と思うときは、知識と経験が足りていないからです。
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勉強会に参加してみるのも良いですし、参考書を買ってみるのも良いでしょう。
勉強してみると、自分の頭で考えていたのとは違い、新しい発見があるはずです。
今まで分からなかったことがわかるようになれば、またやる気が出てくるものです。
また、日々勉強している人のほうが仕事を楽しんでいます。
自分が提供したリハビリで、患者さんに変化があれば飽きることはありません。患者さんも喜んでくれるし、これほどやりがを感じる仕事はないとすら感じるでしょう。
解決策②.やりたいことをとにかくやってみる
仕事をしていると、上司からの指示で「これをやってみないか」と言われることが多いです。
ですが、最初にちょっとでも「やりたくないなぁ」と感じたことは、後々になって「さらにやりたくない」と感じてくるものです。
それなら、最初から自分主体で、「これをやってみたい」と勇気を出して行動してみることです。
自分主体であれば、なんでも良いと思います。
- セミナーを開催してみたい
- 研究をしてみたい
- プロジェクトを成功させたい
なんでも良いです。
あなたが主体的に行動できる事を見つけましょう。
最初は分からないこともあったり、めんどくさいなぁと感じることもあるでしょうが、周りに公言していれば、周りも手伝ってくれます。
何よりあなたへの評価も上がり、信頼を勝ち取ることもできます。
解決策③.目標を立てる
仕事にやりがいを感じられなくなるのは、面白くないといよりも「何のためにこの仕事をしているのか」という疑問を持ったときです。
例えば、患者さんが確実に良くなると確信が持てたリハビリなら大いにやる価値を感じるでしょうし、これをすれば給料がアップするという確信が持てれば、やる気になるでしょう。
逆に、一向に良くなる見込みのないリハビリや、何にも繋がらない仕事では全然やる意味を感じないのは当然です。
つまり、目標を持って、物事に取り組むことがやる気をアップさせる秘訣なのです。
前述した「やりたいこと」の中から、目標を立ててみましょう。
目標は小さなことでも結構です。
例えば「脳卒中の装具の知識を得る」などでも良いでしょう。
もし、転職するようなことがあっても「何かを成し遂げたことがある」というのは、小さなことでもあなたの強みになるのです。
解決策④.資格を取る
認定理学療法士や呼吸療法認定士、糖尿病療養指導士などの資格取得を目指してみるのも良いでしょう。
勉強することでモチベーションが上がりますし、新しい知識が身につけばできる仕事も増えます。
これらは直接的に給料が増えるわけではありませんが、もし転職をする際には有利です。また、セミナーを開くことがあれば「理学療法士です」というだけでなく、他にも資格があればアピールポイントになります。
資格を取ることは、理学療法士としてのキャリアアップにも繋がります。
解決策⑤.副業をしてみる
副業といっても色々あるのですが、例えば僕がしているブログも副業の一つです。
副業は、本業以外の収益を得られるのが最大のメリットなのですが、それ以外のメリットもあることを知っておいてください。
僕はこのブログ以外でリハビリの知識を発信したブログをしていますが、そちらでは自分の知識をまとめるために活用しています。
また、アクセスが集まってくれば、ブログ経由でお問い合わせが来たり、セミナー参加依頼が来ることもありました。
そして、ブログを見てくださった方の中には、同じように副業に興味がある方々が集まり、仲間ができたのも大きなメリットです。
このように副業をすることで、本業で培った知識が副業に活き、また副業で得たものが本業に活きる相互関係が成り立つようなってくるのです。
副業を認めている会社ばかりではありませんが、自分の殻を破る意味では副業はおすすめです。
副業に興味ある方はこちら▼
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解決策⑥.趣味を見つける
ここまでは、仕事でやる気を出すための方法を書いてきましたが、仕事以外に興味のあることを見つけるというのもありです。
つまり、趣味を持つのです。
例えば、ジムに通って運動するというのも良いでしょう。
身体と心は密接に関係しており、身体が健康になれば、気持ちも前向きになります。
休みの日に温泉に出かけて身体を休めるのも良いでしょう。
僕は疲れたときは、決まって近くの温泉に出かけています。そうすると、心身ともに疲れが吹っ飛び、また仕事を頑張ろうという気持ちになってきます。
また、オフ会や異業種交流会に参加するのも良いですし、異性との出会いを求めて飲み会に参加するのも良いでしょう。
プライベートが充実しているほうが、仕事にも身が入るものです。
解決策⑦.「目標を見つける準備期間」だと思おう
新人時代は、「あの先輩のようになりたい」「患者さんを良くするんだ」と熱くなり、勉強に励んでいた人もいるでしょう。
それが、だんだん理想に近づいてきたために、目標を見失っている状態と言えます。
ここで大切なことは、やりがいがないと嘆く自分を責めないことです。
むしろ、日々淡々とリハビリを提供していながら、何も感じず、日々をやり過ごしてしまっている人のほうが問題なのです。
やりがいがないのは、また目標を見つける準備期間だと思ってください。
上記にやる気を引き出す秘訣を解説してきましたが、全てあなたに合うわけではありません。どれか一つでも自分に合うと思うものを選んで、実行してみてください。
退屈に思っていた業務も、案外楽しむことができるはずです。
解決策⑧.環境を変える
やりがいがないのは、日々の業務に飽きていることを意味します。
知識やスキルがついてくると、良い意味ではうまく立ち振る舞えるようになってくるのです。
そういう状況が一番危険だと僕は思っています。
理学療法士になりたての頃は、何もかもが目新しく一生懸命になって自己研鑽してきたはずです。
僕も新人の頃は、わからないことが多く、先輩や上司に指導されながら理学療法とは何ぞやを叩き込まれていました。
その頃は、「やりがいがある・ない」という気持ちもなく、ただ必死でついていくだけでした。
3年目くらいになると、だんだん要領が掴めてきて、患者さんからも信頼されるようになってきたのですが、何か物足りなさを感じ、5年目になる年で転職をしました。
一緒に働く人が変われば社風も違いますし、理学療法士としての考え方もまたいろいろであることに気づきます。
5年目になっても、自分はまだまだだなぁとまた勉強し出したのを覚えています。
その後訪問リハビリも経験して、9年目の今は整形外科クリニックで働いています。
どの職場でも最初は、新しく覚えるばかりでついていくのに必死でした。
でも、それが実はやりごたえがあったりもするのです。
やりがいを感じないのは、もしかしたら今の職場であまり可能性を感じていないのかもしれません。僕がそうだったからです。
最初はどんな仕事でもやりがいを感じるもの
転職してみて、新しい環境で働くと最初はどこにいても楽しく感じるものです。
患者さんや働くスタッフも変わりますので、自然とまた勉強しますし、それによってスキルが高まってきます。
今の職場で働きながらも「どうしてもやりがいを見出せない」という人は転職も考えても良いかもしれません。
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転職サイトに登録したからといって、必ず転職しないといけないわけでもありません。
「どんな求人があるのか」「今の職場よりも条件の良いところはないのか」をリサーチするだけでも良いでしょう。
働きやすくて良い条件の職場は、すぐに募集が埋まってしまうため、転職を本気で考えている方は早めに行動しましょう。