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回復期の病院で8年勤めた理学療法士の僕が"回復期リハビリテーション病院の働き方"を詳しく解説

投稿日:2017年12月24日 更新日:

僕は理学療法士になって8年経ちますが、その間に2つの回復期リハビリテーション病院で実務経験を積んできました。

 

回復期のリハビリは、勉強になるからという理由で新卒者にも人気の分野です。

 

回復期の特徴としては

①患者情報が多いこと

②患者さんと比較的長い期間関われる

③患者さんの変化がわかりやすい

の3つが挙げられます。

 

僕も8年間回復期に勤めていて勉強になることばかりです。(もちろん、どの分野いても勉強になるとは思います。)

 

この記事では、

回復期のリハビリって実際何してるの?

1日の働き方はどんな感じなの?

何が学べるの?

給料ってどうなの?

というのを全部書いています。

 

かずぼー
これから回復期で働こうと考えている人は参考になるはず。

 

回復期リハビリテーション病院とは

骨折または脳卒中を発症した患者さんはまず急性期の病院で手術などの医学的治療を行います。

その後、リハビリを目的に転院(または転棟)してくる病院が回復期にあたります。

 

総合病院の中に回復期があったり、1つの病院として回復期がある場合もあり、規模はまちまちです。

法人内に急性期病院があれば、そこから回復期へ移ってくる患者さんも多い。

急性期がない病院では他の急性期病院から患者さんを受け入れていくので、入院患者がなかなか来ないといった時期もあります。

 

回復期では身体機能の向上だけでなく、日常生活に戻るために医療従事者によるチームで支援してきます。

 

リハビリはチームで行うもの

回復期でよく診る疾患

回復期で診ることの多い疾患は、

・骨折(大腿骨頚部骨折や転子部骨折、脊椎圧迫骨折)

・脳卒中

・変形性関節症(膝・股関節)の術後

・頚髄症

・腰部脊柱管狭窄症の術後

など。

時折ですが、靭帯損傷、事故や循環器疾患で足を切断された方も入院します。

僕が8年間の中で切断された方を担当したのは1度だけでした。(代診では何度か診たことはあります。)

 

かずぼー
義足の歩行訓練は大変でした。

 

年齢層

70~90歳くらいの方が多く、男女比はほぼ同じくらいです。

転倒で骨折したという方や脳卒中を発症したという方が大半を占めます。

 

かずぼー
たまに若い人も来ますが緊張します。

 

入院患者の1日の生活

回復期では、1日合計3時間(9単位)毎日リハビリ時間があります。

ですので、患者さんは結構忙しい毎日を過ごしています。忙しくするのもリハビリですね。

 

患者さんの1日の流れはこんな感じです▼

お風呂は週3回(2回の病院もある)、その間にリハビリが基本的には3回(1時間ずつ)あります。

入院から退院までの流れ

こちら▼は、入院してから退院するまでの流れになります。

入院
1週間後 初回カンファレンス
リハビリを毎日頑張る 1ヶ月毎のカンファレンスで退院後の生活を検討
退院1ヶ月前 家屋調査
退院1週間前 退院前カンファレンス
1~3ヶ月 退院

ざっくりですが、イベントはこのくらいです。

 

初回カンファレンスで、医師や看護師、薬剤師、療法士、相談員などがそれぞれ評価した内容を話し合い、退院先や退院時期をある程度すり合わせていきます。

家屋調査では、実際に患者さんのご自宅に伺い、自宅環境を整えていきます。

退院前カンファレンスでは、病院スタッフに加え、患者・家族、ケアマネジャー、福祉用具専門相談員が出席し、最後の調整を行います。

回復期に入院できる期間

回復期に入院できる期間(平成28年現在)

運動器(骨折等) 90日
廃用症候群 90日
脳血管疾患等 150日(高次脳機能障害を伴っていれば180日)

 

脳血管疾患と書いてますが、脊髄疾患もこのうちに入ります。要するに中枢性の麻痺などを引き起こす基礎疾患があればここに含まれます。

上記期間を超えてしまうと回復期の患者に当てはまらず、よって1日9単位のリハビリを受けることができなくなります。

 

尚、以下の疾患別によるリハビリの算定期限内であれば、1日6単位のリハビリを受けることができます。

疾患別リハビリテーション料で算定できる期間

疾患別リハビリテーション料で算定できる期間(平成28年現在)

運動器 150日
廃用症候群 120日
脳血管疾患等 180日

上記期間を過ぎると、月に13単位までしかリハビリを受けることができなくなります。ただし、医学的に改善が見込めると厚生労働大臣が認めれば算定できる場合もあります。

 

また、初期加算(発症してから14日以内)や早期加算(発症してから30日以内)というものあります。

要するに病状が安定すれば速やかに回復期へ移ったほうが点数が高くなるということになります。初期加算や早期加算の方をいかに多く受け入れるかが運営のポイントになってきますね。

 

あと体制強化加算とか、充実加算(入院患者の1日の平均単位数が6単位以上でつく加算)などいろいろな制度があります。

小難しい制度は働きながら覚えていくと思います。

 

なので、

かずぼー
「こんな決まりがあるんだな。」くらいは意識しておくと良い。

 

患者さんはどのくらいの期間入院するの?

骨折の場合は、早くて1ヶ月で退院する人もいれば、3ヶ月きっちりリハビリをして退院する人もいます。

脳卒中では、2~3ヶ月くらい、長いと5~6ヶ月入院している方もいます。

 

入院期間に関しては、病院の特性が大きく関係していますが、近年は入院期間の短縮が推奨されています。

というのも平成28年の診療報酬改定でFIMの得点を用いたアウトカム評価が導入されました。詳しい評価基準はネットで調べてもらうとすぐに出てきますが、要するに改善率の低い場合は算定できませんよというのが決まったわけですね。

こういった国の移行もあって、必然的に退院期間は短縮していき、介護保険への速やかな移行が推奨されています。

回復期では何人の患者を担当するの?1日何人患者を診るの?

これは病院のスタッフの人数や病床数によって差はあると思いますが、僕が2つの回復期を経験してみて、担当した患者数は3~4人でした。

1日に診る患者数は15~21単位です。

 

かずぼー
病院の特性によって差はある。

 

ちなみに僕の場合ですと、1度目に勤めた病院では1日のノルマが18単位と決まっていました。

もちろんミーティングなどがあればその限りではないです。療養病棟やデイケアなども併設していたので、18単位に満たない場合にはそちらのフォローにまわります。

 

2度目の職場は、21単位のときもあれば10単位しかない場合もあり、忙しさにムラはありました。割と暇なときは、参考書を開いて勉強することも許される職場でした。

療法士の1日の働き方

運動器の患者さんだと、

PTが6単位

OTが3単位

のリハビリを提供する感じになります。

あるPTの1日の流れ

例えば、

患者A:運動器

患者B:運動器

患者C:脳血管

を担当していたとします。

9~10時 患者A
10~11時 患者B
11~12時 患者C
12~13時 昼食
13~14時 患者A
14~15時 患者B
15~16時 空き時間
16~17時 代診患者

これで1日18単位まわったことになります。

 

回復期では毎日リハビリがありますので、休みの療法士の代わりに患者さんを代診することがよくあります。

空き時間は、書類業務やミーティングに当てることが多いです。退院1ヶ月前の患者さんでは家屋調査に行くこともあります。

 

回復期のリハビリは、基本的には1回2~3単位(40~60分)で提供することが多いです。

クリニックや急性期だと1単位(20分)で終わることが多いと思いますが、その分担当患者数や1日に診る患者数は多くなりますね。

 

回復期では1人の患者さんに当てる時間が長いため、評価や治療がしっかりできるのが大きな特徴です。

実際のところ給料ってどうなの?

 

かずぼー
仕事をするからには、ぶっちゃけお給料も気になりますよね。

 

僕が勤めた病院の年収は、

1つ目が新卒で450万円

2つ目が5年目360万円

でした。

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1つ目の職場は回復期にしてはかなり給料は良いほうですが、昇給はないので役職でも付かない限りはそこから増えることはありません。

とは言っても、450万円くらいの年収になるには普通10年くらいかかるんじゃないでしょうか。もっとかかるかも・・・

 

2つ目の職場は給料は下がりましたが、かなりゆとりのある働き方ができて、働くことが苦ではなくなりました。(1度目の職場が結構キツかった。)

こちらは評価に応じて昇給していきます。昇給は2000円くらいです。

 

理学療法士の年収の相場は390~420万円。

どちらかといえば、医療機関よりも介護保険領域のほうが給料は良いと思いますが、職場によっては回復期でも新卒から給料が高いところもあります。

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僕が8年間、回復期のリハビリに従事してきて学べたこと

回復期では、入院から退院まで1人の患者さんをしっかり診ることができます。

また、担当患者数も少なくじっくり考察することができるので、理学療法または作業療法プロセスをしっかり踏むことができます。

 

患者情報に関して言えば、画像所見や血液データなどの医学所見、前院からのサマリーなどもあるので情報がここまで揃ってる分野は他にはないと思います。

(訪問リハビリや外来リハビリでは画像所見がなかったり、基礎疾患の詳細がなかったりするケースも多くあります。)

 

医師や看護師も同じフロアにいるので、いつでもすぐに相談にいくことができます。また、患者さんやご家族からの要望も伺い、退院までを支援していきます。

これはチームで患者さんを診ていくための情報共有としてとても大切なことです。

 

回復期で療法士が求められる能力は、患者情報を集約し患者像を捉え、予後予想ができることです。

 

かずぼー
回復期では「あの情報ないんだよなぁ~。」などの言い訳はできない。。

 

なので、統合と解釈の癖が自然と身についていきます。

 

そして、回復期は患者さんの変化が目に見えてわかりやすいのも大きなポイントです。

1週間もすれば、患者さんの動きは変わっていますし、何ならリハビリの1時間の間でもガラッと変化が出ます。これは本当にやりがいを感じる瞬間でもあります。

回復期は患者さんによってはまだ骨折部が安定してなかったり、脳卒中ではぼんやりとした覚醒状態の人もいて、どんどん歩いて良くしてというわけにはいかない場合もあります。

そういうときこそ、いつ頃治癒してくるのか、何をすれば改善するのかを日々考察しながらリハビリを進めていきます。

 

かずぼー
難しい面もたくさんありますが、患者さんが良くなる姿を見れるのは嬉しいですね。

 

脳卒中片麻痺患者では、装具を選定したり、技師装具士とも積極的に関わっていきます。装具の種類も働きながら覚えることができます。

職場選びは誰に相談すれば良い?

回復期の場合、ここで書いた働き方が主になりますが、病院のシステムや人間関係、給料などの詳しい内容は病院によって大きく異なります。

 

回復期の働き方の特徴ですが、患者さんは毎日リハビリがあるので、僕たち療法士は休みがシフト制です。

平日休みも普通にあるので、休日の外出はどこのお店もガラガラなのでめっちゃ良いですよ。

あと、まとまった休みも取りやすいので、6日くらい休みをとって海外旅行に行けたりもします。

 

かずぼー
めっちゃ良いでしょ。平日休みは堅いですが、連休の取り方は病院の特性によりますよ。

 

せっかくなら働きやすい、やりがいのある楽しい職場で働きたいものですよね。

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