理学療法士として働いていると、給料ってどのくらいか気になりますよね?
初任給は求人欄に記載されていることは多いですが、ボーナス(賞与)の記載していないこともありますよね。
ボーナス(賞与)は、日頃の頑張って仕事をしたご褒美的な位置付けになります。
会社から貰えるボーナスの額はほぼ決まっていますが、会社の業績や個人の評価によっても変化するものです。
ちなみにボーナス(賞与)がない職場もありますが、ボーナスがないことは違法でありません。
ボーナスがない分、月々の給料が高い場合が多いので、月収と合わせてボーナスの有無も見ておいたほうが良いでしょう。
理学療法士が知っておきたいボーナス(賞与)の知識▼
-
【賞与の知識】理学療法士の不当なボーナスカットは許されるの?
理学療法士のかずぼーです。 理学療法士の中で、ボーナス(賞与)が貰えていない人っていますか? 厚生労働省「平成29年就労条件総合調査結果の概況」によれば、賞与制度がある企業 ...
続きを見る
この記事では、理学療法士のボーナスがどれくらいなのか?一般企業のボーナスと比較して高いのか、安いのか?がわかりやすく解説されています。
最後に、理学療法士9年目の僕が4つの職場を経験した僕の実際にボーナス(賞与)をお伝えします。
理学療法士のボーナス(賞与)は相場はどれくらい?
早速、理学療法士のボーナスがどれくらいなのか見てみましょう。
過去5年間の理学療法士のボーナス(賞与)がこちら
2017年 | 63万9,900円 |
2016年 | 70万1,200円 |
2015年 | 63万9,900円 |
2014年 | 60万9,400円 |
2013年 | 63万7,400円 |
参考)厚生労働省 賃金構造基本統計調査
理学療法士の年齢別ボーナス(賞与)を見てみよう
ボーナスの貰える額は、年齢によって異なります。
理学療法士の年齢別ボーナス(賞与)がこちら
20~24歳 | 35万6,000円 |
25~29歳 | 60万8,200円 |
30~34歳 | 69万5,600円 |
40~44歳 | 76万600円 |
45~49歳 | 81万7,000円 |
50~54歳 | 89万9,200円 |
55~59歳 | 98万1,300円 |
60~64歳 | 51万2,000円 |
65~69歳 | 31万7,900円 |
参考)賃金構造基本統計調査の年齢別データ
2017年の理学療法士の平均ボーナス(賞与)が63万9900円でしたね。
新卒~3年目くらいのボーナスは、一般的には35万円くらい。4年目以降になると理学療法士の平均額は貰えるようになります。
また、役職や管理職になる人が多くなる30~50代の層はボーナスが多い傾向にあることがわかります。
新卒はボーナス(賞与)は貰えるのか?
ほとんどの職場で貰えるのですが、夏のボーナスが5~10万円くらい。
夏のボーナスは、半年間の個人実績によって決まるものです。
ですので、4月入社でまだ2ヶ月くらいしか働いていない1年目新卒では、気持ち程度のボーナスしか貰えません。
冬のボーナスでしっかり(例えば30万円くらい)貰えることが多いです。
一般企業の場合のボーナス(賞与)も見てみよう
一般企業のボーナス(賞与)はこれくらいです。
夏季賞与 | 36万6,502円 |
冬季賞与 | 38万654円 |
1年のボーナスは合計で、74万7,156円になります。
理学療法士のボーナスは、一般的には少し少ないようですね。
ただ、一般企業にも大企業~中小企業まであり、大企業では基本給×2.5ヶ月分、中小企業では基本給×1ヶ月分というところが多いです。
ボーナス(賞与)の基本給の計算方法
1円間のボーナス(賞与)は、基本給×2や基本給×4.5などのようにして計算されます。
月収が低い国公立や公立病院では、実はボーナスが高いという場合もあります。
100万円くらい貰える職場もあるそうです。ですので、月収が22万円くらいだとしても、ボーナスを足すと年収は364万円になるということですね。
また、国立・公立病院は昇給も期待できますので、長年勤めると生涯年収は他の職場よりも高くなります。
【経験談】4つの職場を経験した僕が貰っていたボーナス(賞与)
ここからは、理学療法士9年目の僕が実際にどのくらいのボーナス(賞与)を貰っているのかをお伝えします。
1つ目の回復期リハビリテーション病院(1~4年目)
年収:約450万円
月収:31万円
ボーナス(賞与):77.5万円(基本給×2.5)
こちらは、新人にしてはかなり年収は良い病院でしたが、きつすぎで4年で辞めました。
2つ目の回復期リハビリテーション病院(5~8年目)
年収:約360~390万円
月収:22~24万円
ボーナス(賞与):88~102万円(基本給×4.25)
こちらは初任給はそれほど多くなかったのですが、昇給5,000円/年としっかりあるほうでした。
3つ目の訪問看護ステーション(9年目)
こちらは非常勤なので、ボーナスはありません。
- 40分3,000円
- 60分4,000円
で報酬を頂いていました。
訪問看護ステーションの訪問リハビリの場合、月収がかなり高く設定されています。(例えば、月収35~40万円、年収500万円以上など)
ですが、実はボーナスがないのが月収が高いカラクリになります。
なので、「月収高い!」と気分を高めるのではなく、ボーナスがあるのかも合わせて見ておきたいところです。
年収にすると、訪問リハビリは一般的な病院や施設と大きく変わりませんが、インセンティブ(歩合制)を導入している訪問リハビリでは年収500万以上も可能です。
4つ目の整形外科クリニック(9年目現在)
年収:約430万円
月収:30万5000円
ボーナス(賞与):61万円(基本給×2)
こちらは現在勤めているクリニックです。
ボーナス(賞与)は職域・職場によって貰える額が違う
理学療法士のボーナス(賞与)の相場や、一般企業との比較、実際に僕のボーナスがどれくらいだったかをわかりやすい解説してきました。
この記事を読んでみて、ボーナス(賞与)の額や職域(国公立や病院など)や職場によって、大きく異なることがわかると思います。
せっかくボーナス(賞与)を貰えるなら、多いほうが良いですよね。
今のあなたの職場のボーナスはどうでしょうか?
理学療法士の平均63万9,900円よりも安くはないでしょうか?
僕の働いてきた職場では、大方平均以上のボーナスは貰えていたので、理学療法士の平均ボーナスを超えることは容易と言えます。
もし、給料に不満があるのなら、転職するときに「ボーナス(賞与)はどれくらいなのか」も合わせて確認しておきましょう。
求人募集欄にはボーナスの記載がない場合もありますので、転職サイトを活用してエージェントからも情報収集をしておきましょう。
エージェントが紹介する求人には、非公開情報もありますので、一人で求人を探すよりも多くの情報を入手することができるので転職サイトはおすすめです。
ボーナスを待って退職するのは損している?▼
-
【理学療法士の転職】ボーナス貰ってから転職するって、あなたは損してることに気づいてる?
転職3回経験者のかずぼーです。 退職する時期って皆んな悩むと思うのですが、世間的に見て最も退職者が多いのが8月と1月。 いずれも「ボーナスを貰ってから退職しよう」という人が多いわけです。 ...
続きを見る