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訪問リハビリは何がきついのか?
「訪問リハビリってきついですか?」
病院で働いている理学療法士なら、一度は気になったことがあると思います。
私自身も最初はそうでした。
「基本一人で訪問するんでしょ?」
「急変したらどうするの?」
「営業や挨拶回りもあるの?」
不安なことばかり考えていました。
実際に働いてみると、大変な部分はあります。
でも、想像していたものとは少し違いました。
そして今思うのは、「慣れれば大丈夫なことがほとんど」ということです。
今回は実際に働いて感じた、訪問リハビリのリアルをお伝えします。
① 集客や求人について考える必要がある
病院勤務ではあまり考えない部分かもしれません。
特に小さい事業所では、
- 利用者さんが増えるか
- 人が集まるか
- 地域で知ってもらえるか
こういったことが結構大切になります。
もちろん管理者や上の人が中心で動くことも多いですが、小さい事業所ほど全員で考える空気があります。
例えば、
- ケアマネさんへの挨拶回り
- SNS発信
- Instagram投稿
- 地域との繋がり
などです。
最初は、
「理学療法士なのに営業もするの?」
と思うかもしれません。
私も少し驚きました。
でも慣れてくると、「自分たちの事業所を知ってもらう」という感覚になってきます。
SNSが好きな人なら、意外と面白い部分かもしれません。
② 慣れるまでは一人で訪問するのが不安
病院なら隣に先輩がいます。
でも訪問は基本的に一人です。
最初は結構不安でした。
例えば、
- この状態どうしよう
- 転倒しそう
- 急に体調が悪そう
そんな場面でも、自分で判断しないといけないことがあります。
ただ、ここは本当に慣れます。
困ったら電話できますし、相談できる環境がある事業所も多いです。
経験が増えてくると、
「これはこういうパターンかな」
と見えてきます。
最初は不安でも、少しずつ自信がついてきます。
③ 夏の暑さと雨の日は地味に大変
これはかなりリアルです。
夏は暑いです。
本当に暑いです。
車移動でも、利用者さんの家まで少し歩くだけで汗だくになることもあります。
雨の日も大変です。
- 傘
- 荷物
- 車の乗り降り
地味ですが結構疲れます。
体調管理はかなり大事です。
私は、
- 水分補給
- 着替え
- 冷却グッズ
このあたりはかなり意識しています。
④ 運転が苦手だと少し大変
訪問リハビリは移動があります。
地域によっては車が必須です。
狭い道もあります。
最初は道もわからず焦ります。
でも、これも慣れます。
気づけば、
「あの道は朝混む」
「このルートが早い」
そんなことまで覚えています。
地域に詳しくなります。
⑤ 月末の計画書・報告書作成は意外と時間がかかる
訪問リハビリは、利用者さんのリハビリだけでは終わりません。
月末には、
- 計画書作成
- 報告書作成
- 実績確認
- 書類整理
などがあります。
小さい事業所では事務さんがいないこともあります。
そうすると、自分たちで全部行います。
慣れない頃は結構大変でした。
私も最初は、
「え、こんなにあるの?」
と思いました。
普通に1日近く書類作業になることもあります。
ただ、これも慣れます。
書き方のパターンが見えてきますし、自分なりのテンプレートもできます。
最初は時間がかかっても、少しずつ楽になっていきます。
⑥ 人間関係はかなり大事
個人的にはここがかなり重要だと思います。
訪問は外で一人で動くことが多いです。
だから事務所へ戻るとホッとします。
でも、その空間がギスギスしていたら結構しんどいです。
訪問って少人数の事業所が多いので、少し家族みたいなところがあります。
良くも悪くも距離が近いです。
だからこそ、同じ方向を向いているか。
ここはかなり大切です。
面接や見学では、
- スタッフ同士の会話
- 雰囲気
- 表情
- 雑談しているか
この辺は絶対見た方がいいと思います。
でも結局、ほとんどは慣れる
ここまで大変なことを書いてきました。
でも、正直に言うとほとんど慣れます。
- 一人での訪問
- 書類作成
- 運転
- 挨拶回り
- 暑さや雨の日の移動
最初は不安でも、コツがわかってきます。
そして病院と違って、意外と残業も少ない事業所があります。
もちろん職場によりますが、私自身は以前より時間が作りやすくなりました。
「きつい」と感じる部分はあります。
でも、それ以上に慣れていく感覚や、自分の成長を感じられる場面も多いです。
病院では経験できない成長がある
個人的にはこれが一番大きかったです。
訪問は、ただリハビリをする仕事ではありません。
利用者さんや家族と関わり、地域と繋がり、時には自分で考えて動くこともあります。
病院では見えなかった部分が見えてきます。
「この人は家でどう生活しているのか」
「家族は何に困っているのか」
「本当に必要な支援は何なのか」
そういうことを考える機会が増えます。
理学療法士としてだけでなく、人間的にも成長できる仕事だと感じています。
気づいたら、前の自分と少し違う。
そんな感覚があります。
新しい自分になれる仕事かもしれません。
病院から一歩外に出たい人におすすめ
もし今、病院で働いていて、
- 毎日が同じように感じる
- もっと生活に近いリハビリをしたい
- 地域で働く経験をしてみたい
- 新しい働き方に挑戦したい
そう感じているなら、訪問リハビリはおすすめです。
もちろん合う・合わないはあります。
でも、病院の中だけでは見えなかった世界があります。
病院から一歩外に出ることで、理学療法士としての視野はかなり広がります。
最初は不安で当たり前です。
でも、慣れます。
そして慣れてくると、訪問リハビリならではの面白さが見えてきます。
まとめ|訪問リハビリはきついけど、それ以上に成長できる仕事
訪問リハビリは、確かにきつい部分もあります。
一人での訪問、移動、書類作成、挨拶回り、人間関係。
最初は戸惑うことも多いと思います。
でも、全部少しずつ慣れていきます。
そして慣れてくると、利用者さんの生活に関われる面白さや、自分で考えて動く楽しさが見えてきます。
訪問リハビリは、ただ楽な仕事ではありません。
でも、病院とは違う成長があります。
病院から一歩外に出たい理学療法士にとって、訪問リハビリは新しい自分に出会える働き方かもしれません。