どうも、転職3回経験者の理学療法士のかずぼーです。
理学療法士って、ちょっと変わった人?業界だなって思うことって、ありませんか?
この記事では、僕が思う「理学療法士の嫌なところ5つ」をご紹介します。
理学療法士の嫌なところ① 経験年数マウント
経験年数でマウントを取ってくるのって、臨床経験3年から5年目くらいに多い。
会うセラピストに、やたらと「あなたは何年目?」と聞いてきます。
経験年数を気にするのは、それ以外で相手の実力を判断できないからです。
これは「経験人数」で異性の価値を測るようなもの。なんかカッコ悪いですよね。
大切なことは、
何をして、誰の悩みを解決したのか?
です。
例えば、「講師を10回して、100人の臨床家の悩みを解決した」でもいいのです。
経験年数よりも、是非「何をして、誰の悩みを解決したのか」を説明できるようになりましょう。
理学療法士の嫌なところ② 先生と呼ばれ偉くなったと勘違いしている
もう絶滅したのかと思っていましたが、
未だに「先生」と呼ばれて、偉くなったと勘違いしている人がいます。
さすがに、患者には偉そうにしないですが、実習生には偉そうにしているセラピストっていません?
これは経験年数マウントと同じで、
知識や経験が浅いがために、臨床を知らない実習生にもマウントをとっているのです。これもカッコ悪い。
指導者が無能であることを実習生が見抜けないのをいいことにね。
そんな実習生も3年もすれば、「あ、あのときの指導者、無能だったな、何をこれくらいで偉そうにしていたのか」と振り返ることでしょう。
くれぐれも、あなたがそのような指導者にならないことを願います。
理学療法士の嫌なところ③ 高額セミナー
セラピストは勉強熱心な人が多いですよね。
いい値段する勉強会だと1万とか2万はします。そんな高額な勉強会にも参加する人が大勢います。
よく考えてみると、1、2万円も投資すれば、人生変わるくらいのきっかけにならないと割に合わないですよね。
具体的に言えば、給料が上がらないとおかしいですよね。
でも、現実はどうでしょう?
給料は上がりましたか?
昇格はしましたか?
人生は変わりましたか?
「患者のためになるのだから、お金じゃない」というツッコミもよくあります。
では、勉強会に参加して、患者さんは劇的に良くなったでしょうか?
正直、そんなに変わった気もしないですよね。
勉強会は自己満足で終わっては、ただの浪費です。
高額なセミナーに参加するよりも、コツコツと地道に自分で調べて、勉強することが最も勉強になり、患者も良くなり、そして給料も上がり、自分の人生を変えるのです。
理学療法士の嫌なところ④ お金よりやりがい
セラピストでお金稼ぎを否定的に捉える人もいますよね。
副業?そんなことより本業で結果を出せよ。
副業なんてしてる暇があるなら勉強しろ。
給料で選んだ仕事じゃないだろ、そんなPTは辞めてしまえ。
こんな声をよく聞きます。
やりがいや、患者さんのための仕事、という人は、それはその信念を貫けばいいのです。
ただ、あなたは、あなたの価値観で仕事を選んでいいのです。職業選択の自由があり、国家資格を通過した人であることに間違いはなく、モラルに反しなければ、働く理念まで強要されなくてもいいのです。
僕からすれば、他人を否定している暇があるなら、自分の身になる勉強をしろ、と思います。
理学療法士の嫌なところ⑤ 給料が安い
理学療法士は国家資格を有する専門職です。
それにしては、給料が安いと思います。
理学療法士の平均年収は約408万円。
(参考:厚生労働省の平成30年度賃金構造基本統計調査より)
一方、日本国民所得は427万円とされています。
(参考:平成27年度国民生活基礎調査より)
理学療法士って、本当に専門職ですか?と問いたくなる額です。
生涯年収においても、一般企業よりは安いのです。
- 理学療法士:約1.77億円
- 一般企業:約1.90億円
将来にわたって不安に思う人が多いのも無理はありません。
本業以外の勉強もしてみよう
理学療法士は、理学療法士のことだけを勉強していても、いずれ皆んなこのような疑問や考えを持ち始めます。
「理学療法士の勉強だけしていも、給料上がらないよな」
「家族との時間を増やしたい」
「もっと自由な時間とお金がほしい」
それなら、
- お金のこと
- 経営のこと
- 診療報酬・制度
理学療法士以外の勉強もしてみましょう。
役職に就きたいなら、率先してマネジメント業務に関わる。
昇給がほとんどなく、昇格も期待できないなら、10年後も今の大して給料は変わらないでしょう
実務経験を積んでいれば、転職でも有利です。
理学療法士は増えているとはいえ、まだまだ安定して職に就ける職業です。