ここだけの話。
世間一般的には、年収500万円稼ぐなんて大したことはないのですが、30代理学療法士としては決して悪くはないと思います。
まぁ残業も一切なく、17時ピタで仕事が終わるし、GW、夏季休暇、年末年始も長期休暇を取り、有給もバンバン使ってるので、年収500万円以上にしては、楽をさせてもらっています。
個人的には、年収400万円以上稼げば生活には問題ないし、軽い贅沢もできるくらいだと思っています。
ただ、年収500万円くらい稼げば生活が楽になるだけでなく、さらに貯金や資産運用に回せるので将来の不安も解消されます。
さすがに年収500万円では、ブランド品を身にまとったり、高級車を乗り回したり、タワーマンションに住むようなことはできませんが、それでも年収500万円はあれば十分に贅沢はできます。
いきなり理学療法士が800万円や1,000万円を稼ぐなどは現実的ではありません。そうなるには、大学教授になるか起業して成功を収めるしかありません。
それは大変な努力であり、起業に関しては失敗するリスクも伴います。
ここでは、あくまでも手堅く、確実に500万円以上を稼ぐ方法についてご紹介しています。
理学療法士が年収500万円以上を確実に稼ぐ方法【給料を上げる秘訣】
起業して社長になるのも一つの手段ですが、ここではできるだけリスクのない方法をお伝えしているので、ここではおすすめしません。
理学療法士が確実に年収500万円を稼ぐ方法は、以下の3つが挙げられます。
- 出世する
- 転職する
- 副業する
順を追って見ていきましょう。
また、年収を500万円稼ぐまでの難易度も参考にしてください。
あと、おまけとして「投資・資産運用」で稼ぐ方法もありますので、良ければ参考にしてください。
1.出世する(難易度:★★★☆☆)
まずは、今の職場で年収500万円を稼げるのかを考えてみましょう。
例えば、年収420万円の人の昇給が5千円だった場合。さらにボーナスは4ヶ月分。
こう考えると、基本給が5千円アップすれば、5千円×16ヶ月なので1年で8万円年収が上がる計算です。
ということは、10年経てば年収80万円アップ、つまり、420万×80万円で500万円突破する計算になります。
ただ、いきなり年収420万円でボーナス4ヶ月分で、昇給が5千円もある職場はなかなかないでしょう。
なので、本業で早く稼げるようになるには、出世を目指すしかありません。
主任になれば、月の手当てが1万円くらいはつきますが、これではすぐに年収500万円は稼げるようになりません。
科長や係長くらいになると、5~10万円くらいは増えてようやく年収500万円に届くくらいです。
-
理学療法士が役職・管理職になると給料は上がる?出世する方法は?
理学療法士の給料を上げる方法の一つに、役職、管理職に就くといるのがあります。 僕自身は理学療法士9年目であり、正直役職・管理職に就いたことはありません。 僕は4つの職場を経験しており、当 ...
続きを見る
まず、出世するには年功序列式に長く勤めるか、大きな成果を残し続けることが求められます。
特に病院など職員の多い職場では、10年以上は会社に居続ける必要があります。
2.転職する(難易度:★☆☆☆☆)
次に転職をして年収500万円を稼ぐ方法です。これが最も簡単な方法と言えます。
例えば、訪問看護ステーションのインセンティブ(歩合制)のある職場では、転職してすぐに年収500万円を稼ぐことも可能です。
また、役職・管理職を募集している職場も同様に高給である場合が多いので、狙い目です。
ちなみに、年収400~450万円くらいまでなら割とすぐに狙えます。
僕は以前までは年収380万円でしたが、転職しただけで年収が50万円アップし年収430万円(2019年現在)になりました。
-
理学療法士が転職しただけで年収50万円UPしたリアルな話
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士として働いていると、「このまま今のところで勤めていて給料は増えるのか」って気になってきますよね。旦那さんだけの収入で家族を養っている家庭では特に。 若い療法士も、これ ...
続きを見る
僕の場合は、後述する「副業」と合わせて年収500万円を稼げている人です。
年収430万円はめちゃくちゃ良くはないですが、決して悪くもありません。理学療法士の平均年収が404万円(厚生労働省の平成29年度賃金構造基本統計調査)なので、それよりはかなり良いです。
前職よりも月給が7万円ほどアップして約31万円ですので、個人的には十分だと考えています。毎年昇給(5千円はアップ)していきますので、そのうち本業だけで年収500万円は超えると思います。
繰り返しになりますが、このように転職して年収を上げるのが最も簡単な方法です。
-
理学療法士におすすめの転職サイトをご紹介【体験談から厳選】
転職経験者の理学療法士のかずぼーです。 僕は転職を期に、病院や訪問リハビリ、整形外科クリニックを経験してきました。そのおかげで患者を診る目や知識・技術が養われてきたと感じています。 &n ...
続きを見る
3.副業する(難易度:★★★☆☆)
僕もそうですが、本業だけでは年収500万円には到達していません。
なので、もう一本収入の柱を作る必要があります。つまり、副業をするのです。
副業には、非常勤アルバイトや在宅ワークなどいろんな稼ぎ方があります。
僕の場合はブログ収益が月に15万円前後、2018年でも70万円稼ぐことができています。
つまり、僕は本業430万円+副業70万円で500万円を稼いでいます。2019円は副業の収益を伸ばせる見込みですので楽しみです。
ブログは誰でも稼げるようになるわけではありません。
ただ、クラウドワークスやランサーズなどで、受注している案件に取り掛かってみるのが、即効性の高い方法です。
-
人生100時代を生きる理学療法士におすすめの副業は?
2017年11月20日。厚生労働省が副業を認める内容の改正案を提示しました。 というもの、国の財政はひっ迫しており、医療保険・介護保険費は年々増加傾向にあります。 ご存知の通り、日本は高齢化少子化が進 ...
続きを見る
副業に関しては、コツコツやっていく必要があります。
最初は、努力量の割に全然稼げないし、割に合わないと感じてくるかもしれませんが、コツコツやることで貴重な収入源になります。
【おまけ】投資・資産運用
株やFXの短期売買で一気に収益をアップを図る方法もありますが、収益がマイナスになるリスクもありますので初心者にはおすすめできません。
ただ、僕はもう少し収益源を分散したいので、株式投資で中期~長期の投資を開始しようと考えています。(難易度:★★★★★)
コツコツ資産運用がおすすめ
年収に換算するのは難しいですが、手堅くやるなら資産運用ですね。
確実に収益を上げる方法に、iDeCoと積み立てNISAがあります。これらは将来を見据えた長期的な資産運用になります。
iDeCoは確定拠出年金と言って、退職金と一緒に貰える個人年金です。運用額や受取額はすべて非課税になり、さらに利益が出てお金も非課税になるので圧倒的な節税効果があります。それで利益が出れば、多大なる儲けです。
積み立てNISAはいつでも売買でき、20年間は利益が非課税となります。(本来は利益の20%くらいは税金で持ってかれます)
iDeCoと積み立てNISAに関しては、長期の積み立て投資ですので、一時の上がり下がりは気にしなくて良くて楽ちんな資産運用です。
長期投資なので、将来的にお金が増える見込みのあるリスクは少ない投資です。
手続きは少々面倒な面もありますが、難易度は比較的低いです(難易度:★★☆☆☆)
僕はiDeCoと積み立てNISAで毎年約50万円積み立て投資をしていく予定です。
年利3%くらいがだいたいの相場ですので、うまくいけば60歳頃には1700万円の資産になり、元本よりも600万円くらいは資産が増える見込みです。
給料の高い職場へ転職すれば、年収500万円以上は稼げる
おさらいになりますが、
- 出世する
- 転職する
- 副業する
この3つが手堅く年収500万円を稼ぐ方法です。
本業で年収500万円を稼ごうと思った場合、昇給や出世だけに頼ると早くても5年、少なくとも10年は居続けなければいけません。
理学療法士が増え続け、診療報酬も下がっているご時世では出世もしづらい可能性もあります。
結局、給料を決めているのは会社です。つまり、給料を上げようと思うなら、給料の高い職場に転職するが良いです。
だからこそ、早めに給料の高い職場に身を置いておくのがベストです。
-
理学療法士が"給料の高い職場"で働くには?具体的な方法を解説
理学療法士のかずぼーです。 理学療法士も働く上で、給料のことは結構気になりますよね? このまま理学療法士として普通に働いていて、給料って増えるの?ってこともしかり。 家庭を ...
続きを見る
本業+副業で500万円は突破できる
本業だけで年収500万円以上稼ごうと思うと、職域が限られてきますよね。(訪問リハビリや役職・管理職など)
ただ、年収400~450万円であれば、職域は選びません。
僕が新卒1年目で就職した病院の年収が450万円でした。新卒で病院勤務にしては良いほうですよね。
このように、450万円くらいまでは理学療法士でも本業だけで一気に稼げるのです。
年収に関しては、同じような病院でも職場によってかなり差があります。
年収450万円でも十分だと思いますが、さらに稼ぎたい人は副業をプラスすることでさらに収入を増やすことができます。
副業はアルバイトでも在宅ワークでも何でも良いと思いますが、隙間時間に月5万円稼ぐことができれば、年収500万円を稼ぐのは簡単です。
繰り返しになりますが、僕は本業+副業で年収500万円を稼いでいます。
ただ、副業をしようと思うなら、本業が忙しすぎるとできませんので、本業が定時にサッと終われる職場に就職してからのほうが良いです。
年収500万円以上あれば、生活に余裕が生まれる
年収500万円以上あれば、生活に余裕が生まれます。
生活自体は年収400万円台とそこまで変わりませんが、経済的に余裕が生まれます。
年収500万円ですと、月収で言うと40~45万円くらいです。僕の場合は、本業と副業を合わせてだいたいそれくらいです。
余剰資金は、前述したように毎月積み立てて資産運用をしているので、将来の蓄えにしています。
このように、年収500万円以上稼げると将来のために資産を蓄えておくことができるのです。もちろん、余剰資金なので生活は余裕でできます。
さらに僕の場合、まだまだ余剰資金はあるので、中期~長期の投資にチャレンジしようと考えています。これは多少リスクを伴うので、しっかり勉強してさらに収益アップを図っていきます。
こんな感じで、年収500万円の壁を突破すると、生活に余裕が生まれて、将来に資産を分散することができます。
これは、つまり経済的にも将来の不安が解消されるということです。
ということで、まずはできることから始めてみてください。
難易度は以下の通りです。
出世:★★★☆☆
転職:★☆☆☆☆
副業:★★★☆☆
投資:★★★★★(資産運用★★☆☆☆)