理学療法士のかずぼーです。
僕は、9年のキャリアの中で転職を3回しています。
転職した理由は、「給料を上げたい」「時間が欲しい」「人間関係の良い職場に移りたい」など、さまざまでした。
現在の僕は、4つ目の職場(整形外科クリニック)で働いています。
今までよりも給料も良く、時間もあり、そして人間関係も良い職場で働けていることに大満足しています。
まさに、転職に成功したと言えるでしょう。
ここでは、以前の僕と同じように「給料が安い」「時間がない」「人間関係が悪い」と悩んでいる人に向けて書いています。
この記事を読むことで、今まさに転職を考えている人が、転職に成功するための方法をお伝えします。
【体験談】理学療法士9年の僕のこれまでのキャリア
新卒で就職したのが、回復期リハビリテーション病院でした。
そこは給料は比較的高く(月収31万円)でしたが、ただ昇給がなかったのが痛いところですね。
しかも、1日のノルマが18単位、残業の多い職場でした。
新人は症例発表が年に3回あり、レポートも毎日作成していました。実習生と同じような感じが1年も続いたのです。
毎日かなり疲弊していましたし、早い段階で「ここでは一生働けない」と思ったのは言うまでもありません。
4年目の終わりに、別の回復期の病院に転職しました。
転職したことで給料は下がってしまいましたが、残業もほとんどなく自分の時間がかなり増え、ストレスも減りました。
そこの職場も4年勤めて、ちょうど訪問リハビリを経験してみたかったタイミングでしたので、知り合いの訪問看護ステーションに転職。
しかし、訪問看護ステーションをなんと2ヶ月で退職。理由は、利用者の数が増えなかったからです。
僕の給料体制は歩合制でしたので、利用者が増えなければ給料も増えず、仕方なくまた転職することになりました。
さすがに転職が多くなってきたので、できるなら最後にしたいなと考えて半年くらい真剣に悩みました。
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「自分にはどんな環境が向ているのかな?」
僕は自問自答をして「働くならこれだ!」という職場選びの基準を見つけたのです
転職するなら「人間関係の良い」職場を基準に職場を選んだ
「給料で選んでも長く続かない」
「かと言って、給料が安いのもな~」
「でも、楽しく働ければいいし、勉強なら自分でコツコツできるし」
と決めたのです。
転職したくなる理由の上位に人間関係があります。
つまり、人が原因で辞めたくなる人が世の中大半なのです。これは僕も感じていますし、おそらくこの記事を読んでいるあなたも同意の事実でしょう。
職場を選ぶ基準は人以外なのに、辞めるときは「人」が理由になるのです。不思議ですよね。
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研究においても、「職場に最高の友人がいる人」だけで仕事のモチベーションが7倍にことがわかっているのです。
さらに「職場での友情に恵まれている」と健康や幸福感が向上し、生産性やポジティブな気持ちを持つことに繋がるとの報告もあります。
僕はこの研究と同じように「人間関係」を基準に今の職場を選んだことで、転職に成功できたのです。
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【転職成功談】転職して1年!今でも「転職して良かった」と思える職場に出会えた
転職して1年が経過して、僕はこの記事を書いています。
1年くらいすると、どんな職場かがわかってきます。
最初は良いと思っていたのに段々「あれ?残業多い」「あれ?人間関係良くないなぁ」と気づくことが出てくるものです。
ですが、今の僕は最初に「良い職場に就職できたな」という気持ちのまま1年を過ごすことができています。
理学療法士の僕が転職して給料・時間・人間関係が改善された話
まず、給料は月給30万円以上。
新卒の月給が約23万円ですので理学療法士の平均よりも多いですよね。
転職しただけで、年収は50万円アップしました。かなり大きいですよね。
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では、休日数はどうなのか?
日祝が休みなので、週6日勤務(週2日は半日出勤)となります。月の出勤日数は多いかもしれませんね。
でも、休憩時間が12~14時まで。9時~17時ピッタリで終わるので、その後の自由な時間が確保されているのです。
もちろん残業なんてありませんし、会議や委員会もありません。
シンプルに毎日患者を診るだけです。
マネージメントに興味がある人には物足りなく感じるでしょうが、淡々と患者と向き合いたいという人には良いですよね。
当然、有給休暇もサクッと取得できるので全く不満がありません。
長期休暇は年に3回。
ゴールデンウイーク、夏季休暇、年末年始、それぞれ5~9連休はあるので、かなりゆっくりできますね。
人間関係においては申す分ありません。
なぜなら、ここを一番に優先したからです。
以前の僕は、いじめまがいのことも受けたことがあり、ストレスが半端なかったのです。
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今の職場は、いびられることもなければ、ちょっとしたミスくらいでは怒られることもありません。
和気あいあいというわけではありませんが(というか僕はそんなノリが苦手)、助け合いや教え合いの精神もあって雰囲気はかなり良いですね。
他にも僕は、できるなら職場は家から近いほうが良いと考えて、職場を選びました。
運よく家の近くに今の職場あり、すぐに応募しました。
家から職場までは徒歩で8分、自転車で3分です。
これくらい家から職場が近いと、出社時間と出勤時間がほぼイコールです。
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僕は朝に弱いので8時に起きて、8時30分に出社。
帰路の着く時間も17時20分くらいです。その後は、ブログ書いたり、本読んだり、たまに飲みに行ったり、好きなように過ごしています。
【必見】理学療法士が転職に成功する方法
では、僕がどのようにして転職に成功したのか?
ここからは、理学療法士が転職に成功する方法について解説します。
職場を選ぶ基準を決める
まずは、自分が職場に求める基準を選びましょう。
僕の場合は「人間関係の良い職場」を基準に選びましたが、人によっては「給料が良い」「休日は多いほうが良い」など優先順位があるはずです。
僕が職場を選んだ際の優先順位は、
- 人間関係
- 家から近い
- 給料
- 休日数
といった感じでした。
ちなみに、これらを満たしていれば、働く分野は気にしていませんでした。
まさか自分が整形外科クリニックに勤務することになるとは思ってもみませんでした。
自分が考えてもいなかった分野で働いてみると、案外それが楽しいことにも気づけたのです。
今まで病院勤務が多かったので新鮮で仕事に対する意欲も高まっています。
職場見学へは必ず行く
そして、次にできるだけ多くの職場へ見学に行くことです。
ネットで公開している情報だけでは、どんな人が働いているのかわかりにくいですよね。
また、給料も公開されていない場合があります。
転職サイト経由であれば、職場内部の事情(上司の人間性、仕事内容)、給料の詳細、休日数、残業が多いかなどを、エージェントが詳しく教えてくれます。
転職サイトを利用する
病院や施設見学だけで人間関係なんてわからないですよね。
なので、僕が職場見学に行った際には、職場の雰囲気を敏感に感じ取るようにしていました。
もっと簡単な方法は、転職サイトを利用してエージェントに職場の内部事情を詳しく聞くことです。
僕も転職サイトをよく使っていましたし、エージェントは上司がどんな人でどんな方針で仕事を求めているのかを詳しく教えてくれました。
なので、転職に成功するには転職サイトは必ず使っておくべきです。
理学・作業療法士のおすすめの転職サイト【厳選】▼
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転職サイトを利用すれば、より多くの求人に触れることができる
僕は自分で求人を探すのと合わせて転職サイトを使っていました。
自分一人では少しの求人しか探せないですし、欲しい情報が少ない(例:給料の詳細がない)と感じていました。
転職サイトを使うことで、詳しい情報まで入手することができるのです。
転職サイトを使うと、強引に求人を紹介されるの?と心配する人もいるかもしれませんね。
そもそも強引に紹介して、応募者にとって納得のいかない転職だった場合、就職してすぐに辞められればエージェントの評判が悪くなってしまいます。
なので、応募者には納得のいく形で就職してもらう必要があり、強引な紹介はしていないのです。
実際に、僕が転職サイトを使った感想としては、親身になって求人を紹介してくれました。
転職サイトへの登録は1分ほどで終わり、あとはエージェントに希望する職場の条件を伝えるだけです。
使い方としては、エージェントから紹介してもらった求人の中で、良さそうな職場があれば、エージェントへ連絡します。
職場見学や面接の段取りも、すべてエージェントが代行してくれるのでかなり楽です。
今の職場で不満があり、現状を変えたいと考えている人は、今から転職の準備を始めてみてください。
転職サイトは無料で使えるので、転職者にとってはメリットしかありません。