2017年11月20日。厚生労働省が副業を認める内容の改正案を提示しました。
というもの、国の財政はひっ迫しており、医療保険・介護保険費は年々増加傾向にあります。
ご存知の通り、日本は高齢化少子化が進んでおり、「将来の年金は当てにならない」なんてよく言われていますよね。
iDeCoや積立NISAなど個人で行う資産運用も推奨されており、国からすると「個人で老後資金を蓄えておいてくれ」ということでしょう。
会社の平均寿命も平均25年くらいで、もはや人の寿命よりも短いわけですね。すると、一つの会社から給料を貰っているのはリスクを伴うということです。
こういった背景があることから、副業で複数から収入を得ることが求められています。
僕らの世代は働く期間が長くなる
人生100年時代と言われるように、寿命は年々延びています。同時に、僕らの世代は働く期間も長くなっていくでしょう。
60歳で定年が当たり前だった時代とは違い、僕らは70歳になっても働いているかもしれません。現に今の70歳って、かなり若々しいですよね。
働く期間が長くなれば、生産活動に当てる時間も増え給料も担保される可能性があります。
中には、「えー働く期間増えるの?60歳じゃないの?」と思う方もいるでしょう。
でも、本来仕事は誰かを悩みを解決するため、そして誰かを幸せにするためにあるのです。そう考えると、仕事を続けることは別に嫌なことではなくて、むしろ尊い素晴らしい行いではないでしょうか。
嫌な仕事からは離れるべき
僕は定年退職後、暇だからと言ってお酒ばかり飲んでいる高齢者にはなりたくありません。できるなら、死ぬ前まで生産性の高い仕事をしていたいです。
そのためには、仕事を好きになることが大切です。少なくても、働いていて苦にならない環境が必要なのです。
前述したように、僕らは今の高齢者世代よりも確実に長く生き、そして働く期間も長くなるでしょう。これからそんな時代が訪れるにあたっては、どれだけ仕事を好きになれるかが重要なのです。
僕自身は、理学療法士という仕事は好きですし、やりがいも感じています。
だけど、働く環境によっては理学療法士として働くことも嫌になることもありました。
残業が多かったり、業務量が多かったり、そのような仕事をしていてはとても長く勤められないと思って、辞めたこともありました。
僕が転職を3回経験しているのは、自分に合った環境を求めてきた結果です。
僕は、自分自身が幸せになるためにも仕事をしています。もちろん、患者のためでもありますが、給料という対価をもらうためでもあります。
これから労働期間は増えていくことを考えると、嫌々働くよりも、その仕事が好きで身体が動く限りやっていたい、そういう働き方を目指したほうが、患者(クライアント)も自分自身も幸せになれるのではないかと思うのです。
社会貢献の結果がお金になるわけではない
真面目な人ほどよく考えてほしいことがあります。
それは、社会貢献とお金は必ずしもイコールではないということです。
社会貢献とは、団体や個人に対する利益につながる行いとされています。
ボランティア活動は、誰かの役に立つ行いですがお金を生むとは限りません。
誰かを助けたことで、あなたは嬉しい気持ちになり、同時にやりがいを感じるでしょう。感謝もされるでしょう。
誰かのために行う行為は、お金に変えられない尊い行いです。
ですが、社会貢献の結果が、必ずしもお金になるわけではないことも知っておかなければいけません。
この辺りが、理学療法士など保険診療内で報酬を得ている人たちは抜けがちな思考です。患者のために頑張れば、研究を頑張れば、理学療法士の認知度を高めれば、理学療法士の給料は上がるなんて未だに言っている人たちがいます。
理学療法士は、保険内でお給料を貰っているのです。国の財政がひっ迫している現状では、給料が上がる見込みはほとんどありません。
お金を求めるのなら、お金の流れるところに身を置くことが大切です。
理学療法士を志した頃は、お金のことなんか考えてなかったでしょう。僕もあまり考えていませんでした。でも、生きていく上ではお金は最低限必要なのです。
給料が低すぎると、食べるのにも困るし、家庭を持っている人だと子供の学費なんかも必要でしょう。毎日身を削って働いていると、少しくらい贅沢もしたい時だってあるでしょう。
僕が始めた副業は、ブログで情報発信をすること
給料が上がりづらい理学療法士の現状で、どうすれば給料が増えるのかを2年くらい僕は考えてきました。
そこで始めたのが、ブログで情報発信をすることです。
来る日も来る日もブログを毎日更新し、アクセスを見てても「リアルタイム観覧数0」を見て、ゲンナリしながらも、将来の自分のためにとコツコツ記事を書いてきました。
2年くらいすると5~10万くらいはコンスタントに稼げるようになってきました。
理学療法士におすすめの副業
バイトがてらに休日を返上して、非常勤としてクリニックなどで働くのも良いですが、僕がおすすめしたいのは在宅でできる副業です。
僕のようにブログをしてみるのも良いですが、コンスタントにお金を稼げるようになるには1年くらいかかります。よっぽどセンスがあっても3ヶ月くらいはかかります。
一定期間は、無収入でただ記事を書いていくという地味すぎる作業を耐えなければいけません。しかも、方向性を間違っていれば、1年経っても月に1,000円くらいなんてこともあります。
今ですと、個人でブログを運営よりも、すぐに稼げる方法があります。
以下に副業をしてみたい人向けのサービスをご紹介しています。
副業①.クラウドワークス
医療系の人なら、企業の医療系記事の執筆をしてみるもはありです。医療系の人なら、文章を書くことにも慣れている人が多いので相性の良い副業です。
僕は自分のブログに記事をアップしていきたいので、単発で終わってしまう記事代行はわりに合わないと思ってしまうのですが、ブログをやらない人でまずは記事を書くことに慣れるため、すぐにお金を稼ぎたい人にはクラウドワークスはおすすめです。
副業②.BASE(ベース)
BASEは、自分のスキルや商品を売るツールです。僕だとブログコンサルや記事添削サービスを設置しています。
副業③.ココナラ
ココナラもBASE同様、自分のスキルや商品を売るツールです。
副業④.note
こちらは文章や音声、写真などをコンテンツ化させるツールです。値段は無料から有料に自分で設定できるので、渾身のコンテンツがある人は単発ではありますが、結構稼げます。
理学療法士系のコンテンツを出して、一夜で数万円稼いだ人もいるので、知識のある人はおすすめです。
働き方の多様性
今は時代の流れが早く、5年先も使える知識はたったの15%程度だと言われています。
副業が今後益々当たり前になると同時に、一つの場所で働き続ける人も減り、新しい環境へ移る人は増えていくでしょう。
このように、働き方は多様化が進んでいきます。
同じ環境で学び続けるよりも、環境を変えて知識量を増やし変化していくことがこれからは求められているのです。
最近の若者は、自身の成長よりも体力的・精神的なストレスがかからない会社を選ぶ傾向にあります。(参考:就職みらい研究所(リクルートキャリア)の「就職白書2018」)
昔のような「能力や専門性を高めたい」というよりも、安定的に生活したいという人が増えているのです。
あなたはどんな働き方、どんな生き方がしたいですか?
僕は理学療法士の本業を頑張りつつ、文章を書くことが好きなのでブログをコツコツ書いて副収入アップを目指そうと思います。余剰資金が増えれば、今度は資産運用ですね。国が個人に求めている形とマッチしており、おそらく今のやり方に合っているのだと確信しています。
副業をするには、まずは本業が安定していることが重要です。給料、余暇の時間が副業には必要です。
本業でクタクタになっている状態で副業をしてはいけないと僕は考えています。なぜなら、本業に支障が出ては本末転倒だと思うからです。
また、この時代においても副業を認めていない会社は存在します。就業規則をよく見てください。副業がバレれば、減給または解雇の恐れもあります。
個人的には、副業をするなら副業を認めている会社に移ってしまったほうが良いと考えています。会社に自分の人生預けるよりも、自分の人生を自分で作っていくほうが生きやすくなると思うのです。
あなたの人生ですので、あなたが望む働き方、生き方を目指しましょう。