9年のキャリアの中で、転職を3回経験しているかずぼーです。
理学療法士として働いていると、今の職場に不満があり転職しようかと悩むときがあると思います。
「給料を上げたい」
「人間関係の良い職場に移りたい」
「他分野に挑戦したい」
このような考えが浮かんで来た時は、今の職場では満足できなくなっている状態です。
今の職場でそれが実現できる可能性があるなら、そのまま頑張れば良いのですが、どこか頭打ちを感じることもあるでしょう。
いざ転職を考え、慎重を期すために周りの人に相談する人は多いと思います、なぜなら自分一人の考えでは、どうしても視野が狭くなってしまう思うからです。
ですが、結論、他人の意見は聞かずに自分の気持ちを信じて行動したほうが、働きやすい職場に出会える可能があるのです。
あなたが行動するとき、反対意見が必ず発生する
あなたが何か行動しようとしたときに、決まって一定数の人は反対意見をぶつけてきます。
「本当に給料上がるの?」
「あなたが変わらないと人間関係は改善しないんじゃないの?」など。
必ず一人か二人くらいは、あなたの行動を止めようとしてくる人がいます。僕が退職を考え、周りに相談したときもこれらの意見を言われました。
それが親の場合もあれば、親友の場合もあります。彼らは善意のつもりなのです。
彼らの言うように、転職のリスクは想定しておくべきです。ですが、同時に今のまま働き続けるリスクも考えておくべきなのです。
このまま転職しなかったらとどうなりますか?
僕が転職した理由は、給料のことや人間関係のことなど多岐にわたりますが、「今のまま働いていて、給料が上がらなかったら?」「人間関係が改善されなかったら?」と冷静に考えてみると、自ずと転職の準備を始めようと決意しました。
そもそも転職しようと思うのに目的なんかいるの?
転職を引き止める人の意見で、「転職する目的は何なの?」など、目的がないと転職してはいけないという論調があります。こういった人は、何かアドバイスがしたいだけの場合もあります。
そもそも転職するのに目的なんて必要なのでしょうか?
なぜ「今のままでは不満だからフェードアウトする」ではダメなのでしょうか?
ただ、それを相手に伝えるときに「嫌だから転職します」では納得されないわけです。ちゃんと納得される形に見せ方を変える必要があるのです。
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転職理由や目的を形して伝える場面は、
- 上司に退職の旨を伝えるとき
- 履歴書の自己PR欄
- 面接
だけです。
誰かに転職しようと思うと相談した段階で、転職する目的など綺麗事は特に必要ありません。
数年もすれば、人は少しは変わるものです。
数年前は良い職場だなぁと思っても、あなたが変われば環境に合わなくなることだってあります。
退職するきっかけは、「今の職場が何となく合わなくなった」で良いと思うのです。
「あなたが変わらなければ、どこへ行っても同じことで悩む」は本当にそうなの?
極め付けは「あなたが変わらなければ、職場を変えたところでまた同じことで悩む」などと言ってくる人もいます。
確かに、それは一理あります。
例えば、いじられている子がクラス替えしてもいじめに合うのと同じ原理でしょう。自分自身が変わらなければ、何も変わらないこともあるのですが、いっそ転校すればいじめに合わなくなることだってあります。
環境を変えれば少なからず変化するものです。
人に最も影響を与えるのは環境です。元ヤンキーでも良い指導を受ければ、更生することもあるように、誰に指導を受けるか、どんな環境で過ごすかは重要なのです。
「あなたが変わらなければ、どこへ行っても同じ」という人に限って、転職したことがなかったりします。なぜなら、そういう人は自分で環境を作ることができるからです。
みんながみんな、環境を作れるようなリーダーではありません。
組織として動くとき、3・4・3の法則というのがあります。これは、職場には3割が影響力のある人、4割が普通に働く人、残りの3割が組織にぶら下がっている人という、どの組織においても起こり得ることを表現した法則です。
現実、上位3割が環境を変えられる人たちです。彼らの言うことを聞いているいても、残り7割の人たちにも真似させるのは酷です。
自分で環境を変えるほどのやる気が出ない人は、如何にして働きやすい環境に身を置くかが大切なのです。
働きにくい職場と思うなら、環境を作るか、すぐに別の環境を移るべきなのです。
今の職場で今のまま働き続けて、あなたの人生は豊になるのでしょうか?生きやすくなりますか?
"成功"の反対は挑戦しないこと。
成功の反対は失敗ではありません。成功から最も遠ざかるのは、何も挑戦しないことなのです。
人は、慣れた場所が安全地帯だと錯覚するものです。このことを現状維持バイアスといいますが、つまりは現状を過大評価するのです。
今よりもより良い人生にしたいと思うなら、自分の意思で行動することです。
「転職したら、条件が悪くなるかもしれない」なんていつまでも心配していないで、まずは一歩を踏み出してください。
幸いにも理学療法士は求人が豊富にあり、給料の高いところ、年間休日の多いところ、職場の雰囲気が良いところなど、ちゃんと探せばあなたの理想の職場は見つかります。
僕は思い切って転職したことで、以前よりももっと働きやすい職場を見つけることができました。
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転職経験者のかずぼーです。 僕は3回転職を経験して、今は整形外科クリニックで常勤として働いています。 正直、今が一番働きやすくて快適です。 まさにホワイトな会社なので、「こんな職場もあるんだぁ」と思っ ...
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転職するのは難しいことではありません。
下手をしなければ、前の職場より条件が悪くなるリスクを減らすこともできます。
まずは、転職サイトに登録して、エージェントに希望する条件を伝えてください。
エージェントは、あなたにピッタリな求人をいくつか紹介してくれます。あなたは、その中から良さそうな職場を見つければ良いだけです。
施設見学などの連絡はすべてエージェントが代行してくれ、希望すれば履歴書のアドバイスや面接対策や同伴も行ってくれます。
ここは良い!という職場が見つかれば、エージェントがいれば内定が貰える確率はグンと高まります。