理学療法士として働いていても、職場環境によって、勤務時間も残業の有無も大きく違います。また、休日数も違います。
理学・作業療法士の勤務時間について
理学・作業療法士は、基本的には9~17時頃までの勤務がほとんどです。 内、休憩時間は1時間です。
つまり、7時間は患者診療、またはカルテ入力や係の仕事などの雑務をこなしています。
回復期の病院では、理学療法士や作業療法士が「早番」「遅番」をすることもあります。
以前、僕が勤めていた回復期の病院を参考にすると、早番は6時半~15時まで。遅番は12時半~9時まででした。これは患者が起床して就寝するまでをリハビリスタッフが必ず関わるためです。
「早番」「遅番」は、週に1回程度は回ってきます。勤務スタイルは好みになるのですが、勤務時間に日差があると体調を崩しやすくなる人もいます。少なからず僕は早番、遅番が苦手でした。
訪問看護ステーションにお勤めの理学療法士は、夜遅くまで利用者宅を訪問することも多く、仕事終わりが19時、20時になることもザラにあります。
理学・作業療法士に残業はあるの?
理学療法士は、一般企業に比べると残業の少ない職種なのですが、残業が多さは社風によります。
中には、残業代が出ないというブラックな病院や施設もあります。もし、この先理学療法士として就職を考えているのであれば、残業の多さや残業代が出るのかはチェックしておきたい事項です。
というのも、僕の以前勤めていた病院では、1日の単位数のノルマ(18単位)や係の仕事などで帰りが遅くなりやすい職種だったのですが、残業代が出ないという職場でした。
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僕は回復期の病院を2つ経験していますが、1つ目の職場は前述した通り残業が多く、2つ目の職場はほとんど残業がなかったです。同じ回復期の病院だとしても、やはり社風によって差はあります。
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僕は現在は、整形外科クリニックに勤めていますが、残業代は出るのですが、そもそも残業したことがないです。
なぜ残業がないのかと言うと、患者診療以外の雑務がほぼないからです。
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理学・作業療法士の休日数
求人を見ていると、完全週休2日、週休2日制、4週8日など色んな書き方がされています。
完全週休2日制と、週休2日制の違いについても知っておきましょう。
完全週休2日制では1週間に2日は必ず休みがあるということです。一方、週休2日制では1ヶ月で見たときに、週に2日休みがある週もあれば1日の週もあるということです。求人を見ていると、このあたりの違いには気づきにくいものですので、注意深く見ておきましょう。
完全週休2日制に加えて、祝日、夏季休暇、年末年始の休みもある職場では、年間休日120日を超えるところもあります。このような職場は、大規模な病院や施設で実現可能です。
休日の過ごし方。あなたのライフスタイルに合わせた休み方を実現しよう!
休日がシフト制の職場もあり、僕が勤めていた回復期の病院では「月に9回休み」と決まっていました。公休数としては年間108日。
シフト制の良い点ですが、平日休みが多いことで外出しても土日みたいに人がごった返すことがないことです。さらに、夏季休暇でも何でもない日でも有給を使えば大型連休が取りやすいのも大きな魅力ですね。
年間休日数も大事なのですが、まとまった休みが取れるかどうかも重要です。
僕の今の職場は、夏季休暇と年末年始のまとまった休みがあるので、かなりゆっくりできます。
家庭があり、土日休みであるほうがありがたい人は、シフト制でなく、固定休のある職場がおすすめですね。
職場選びで休日の過ごし方を気にするなら、あなたのライフスタイルに合わせた休み方ができるかで職場を選ぶと良いでしょう。
また、有給が使えいやすい職場かどうかも見ておきましょう。
僕が勤めていた病院は有給休暇がかなり取りやすく、6連休を取って海外旅行にも行けていました。「働き出したら海外なんて行く暇がない」と悲観せず、連休を取りやすい職場に身を置くことです。
休日数や有給消化率、連休の取りやすさなど細かい情報が気になる人は、転職サイトのエージェントに相談してみましょう。
以下におすすめの転職サイトを記載していますので、ご活用ください。