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仕事の悩み

人間関係に悩む理学・作業療法士へ!職場の人間関係で悩んだときの対策

投稿日:2018年8月8日 更新日:

理学療法士9年目になるかずぼーです。

 

社会人として働いていると、悩みは尽きないですよね。

仕事の悩みのほとんどが、実は人間関係だってあなたはご存知でしょうか?

 

実際、人間関係が原因で退職してしまう人も多いのです。

退職理由▼

引用)退職理由のホンネ、トップは“人間関係”|エン人事のミカタ by エンジャパン

 

理学療法士や作業療法士などの医療職は、特にコミュニケーションスキルが必須です。

人間関係と言っても、上司や先輩、同僚、後輩はもちろんですが、患者・家族だけでなく、セラピスト同士、医師や看護師など多職種との連携も必要になります。

 

実は、僕も昔からかなりの口下手で、新人の頃は上司や多職種と上手くコミュニケーションがとれずに悩んでいました。

ですが、口下手な僕でも社会人経験を積むと、それなりに立ち振る舞えるようになってきたのです。

人間関係に悩むあなたが、働きやすい環境を自ら手に入れられるようになれば幸いです。

大前提に・・・他人は変えられないことを知るべし!

人間関係に悩むと、「あの人をどうすれば変えられるだろうか?」と考えがちです。

結論から言えば、他人を変えるのはかなり難しいのです。

 

口下手な人がすぐに饒舌になることはないしですし、あがり症の人が初対面の人とすぐに打ち解けられるように変わることもありません。

よほど意識して、自分から変わろうと思わないと、人は変われないのです。

ましては変わろうとしていない赤の他人が、変わることはまずありません。

 

人間関係が原因で仕事を辞めたくなる人へ▼

【PT/OT/ST】人間関係が原因で仕事を辞めたい!?人は簡単に変えられないが環境は変えられるよ。

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人間関係のコツは、相手に合わせること

自分も他人もすぐには変われない。それなら、視点を変えてみましょう。

性格やキャラクターを変えようとするのではなく、相手に合わせることは誰でもすぐにできるようになります。

相手に合わせることは、実は簡単なのです。

「上司」への対策

あなたの職場には必ず上司がいるはずです。

それが主任なのか、科長なのか、院長なのかはわかりませんが、あなたは上司の指示のもとに日々の業務を遂行していることと思われます。

 

まず、上司は仕事に対して責任感の強い人が多いです。

 

当たり前ですが、平社員の理学療法士とは比べ物にならないくらいの責任がのしかかっています。

このことをまずは理解しておきましょう。

 

上司は責任感の強さから、時に指導がきつくなることもあります。それによってあなたが悩むことになるのです。

 

上司は、あなたに期待して仕事を任せていると思ってください。それに応えられない場合に、きつく当たってくるのです。

 

上司はあなたに何を求めているのでしょうか?

何を期待しているのでしょうか?

まずは、上司のニーズ(求めているもの)を把握しておきましょう。

 

上司のニーズは「単位数を稼ぐこと」なのか「期日内に任せた資料を完成させること」なのかもしれません。その時々で上司の求めることは変わってくるでしょう。

上司のニーズがわかれば、あなたは求められたこと以上に成果を出すのです。

 

もし、求められた以下の成果しか出せなかった場合は速やかに報告します。

すぐに報告すれば上司も指示がしやすくなります。報連相をしっかりしておくことで、上司からの信頼を勝ち取りやすくなります。すると、上司からの風当たりも弱まり、かなり働きやすくなります。

「先輩」への対策

あなたにも先輩が何人かいると思います。

先輩は上司ほどの責任はありませんが、後輩指導という意味で厳しくなりがちです。

また、教育システムが整っていない職場では、先輩独自の教育をすることもあり、これが悩みの種となります。

 

当たり前ですが、ラフな先輩に悩むことはほとんどありません。

悩むのは、頭が固く厳しい先輩に対してです。

そのような先輩には、どのように対応すれば良いのでしょうか?

 

上司との関わり方と同じで、先輩のニーズ(求めるもの)をまずは理解しましょう。

先輩の求めるものを理解していないと、指導が厳しくなり、帰りが遅くなることも多々あります。

先輩は同じ現場で働く仲間とも言えますので、現場の悩みは共有しやすいはずです。先輩とはコミュニケーションをしっかりとり、報連相を怠らないようにしましょう。

 

また、先輩療法士でもいろんな考えの人がいます。

先輩もカッコつけたいために、あたかも自分の考えが理学療法のすべてだと言わんばかり発言をしてくることもあります。

そういった先輩の話は、話半分で聞いておき、他の先輩や同僚にも意見を求めるようにしましょう。

 

時に、先輩との飲み会に悩まされることもあるでしょう。

「家の用事がある」などと先に言っておけば、無理に引き止めることも難しくなります。

それくらいははっきり言っておかないと、連日帰りが遅くなってしまいます。

もし、すぐに帰れないような社風があれば、何年経っても帰りが遅くなる可能性があります。それが嫌なら転職して環境を変えてしまうことも考えておきましょう。

「同期」への対策

同期は最も信頼のおける存在です。同僚の中でも、最も時間を共にすることの多い人達です。

同期と仲良くなれば、あなたが仕事で辛くなったときも、プライベートで悩んだときも間違いなく味方になってくれます。

 

僕が新人だった頃は8人の同期がいて、辛い新人時代も同期がいたから乗り越えられた経験があります。

自分一人しかいなかったら、すぐに辞めてたでしょうね。

 

ですが、全員が合う人間なんていません。

ノリが合わなかったり、どうも好きになれない性格の同期だっています。

そういう場合は、無理に仲良くなる必要はありません。

 

同期は、ライバルでもあるのです。

仕事は競争社会です。上司にしてみれば、特に比べる対象になりやすいのが同期です。

上司からは陰で、「あいつは仕事ができるけど、あいつは仕事ができない」などと評価をされることもあります。

 

そうやって同期から仕事の面で取り残されてしまうと、上司や先輩からの風当たりも強くなってしまいます。

同期とは、仲間という関係性も大事にしつつ、ライバルであるという気持ちも持ち合わせて仕事に取り組むようにしましょう。

「異性(男女間)」への対策

上司でも先輩、同期や多職種においても、異性とのコミュニケーションは難しいものがあります。

 

僕はこれまでのキャリアで新人指導をすることが多かったのですが、指導の仕方に男女差があるをヒシヒシと感じていました。

 

男性とのコミュニケーションにおいては、解決策を提示したり、報連相では遠回りした回答はせずストレートに結果を告げることが求められます。

 

男性は、結果に対する因果関係を自分で考えたい人が多いです。

「こうすれば良い、ああれば良い」などと断定的にアドバイスをしても、厄介なことに別の方法を模索しだすのです。言われた通りにしないのが男性です。

「何をどうすれば」「なぜそれをするのか」「どうやってするのか」を男性自らが答えるようにもっていくのです。

 

女性との関わり方ですが、恋愛本なんかを読んでいると「女性が悩み相談をするときは、解決策が欲しいのではなく、ただ話を聞いてほしいだけ」という内容の話を聞いたことがある人も多いでしょう。

仕事においては、ただ話を聞くだけで終わってはいけません。悩みがあるなら解決しないといけない場合も多くあります。

女性では、一緒に悩んでほしい人が多いです。

女性の場合、自分の考えに自信のない人が多いです。また、女性は話をしながらまとめる傾向にあります。

つまり、女性自らが「こうしようと思う」ということ関して、こちらは"ジャッジ"を下すだけで良いのです。女性の意見に賛同、または反対を下すだけです。

「それは良いと思う」「それはこう考えられないだろうか」とコミュニケーションをとりながら、女性自身の考えを引き出していくのが良いでしょう。

「多職種」への対策

理学・作業療法士は、多職種との人間関係に悩むこともありますよね。

ここでは、

  • セラピスト同士
  • 医師
  • 看護師
  • ケアマネジャー

との人間関係をより良くする方法をお伝えします。

セラピスト同士

同じリハビリ職なので、同じ患者を担当することになります。

「OTは全然歩行のことがわかってない!!」と怒る理学療法士を僕は何度も見たことがありますが、習ってきた専門性が違うので、同じリハビリ職とはいえ、知識の薄いところがあって当然なのです。

リハビリに対する考え方には人それぞれありますし、セラピスト同士の関係性が良くない状況で、お互いの意見をぶつけすぎると仲が悪くなってしまいます。強いては患者のためにもなりません。

 

患者が安心・安全・安楽に生活できるのはどうすれば良いのか?

このことを常に意識しながら、セラピスト同士の専門性を掛け合わせていくことが大切です。そのためには密にコミュニケーションをとり、専門職同士の信頼関係を築く必要があります。

医師

我々理学療法士は、医師の指示のもと業務が遂行されます。

医師は理学療法士に指示をしている立場上、どうしてもそこに上下関係が生まてしまうのは仕方ありません。

 

医師はプライドが高い人が多く、こうと決めたらなかなか意見を曲げない人も多いです。

プライドの高い医師への対処方法としては、とにかく賛同しておくことが優先されます。

下手に反発して意見を言ってしまうと、チクチク言い返されることでしょう。

 

医師に対しては、意見を言うというよりも、教えてもらう、指導をしてもらうという態度で接しましょう。

「○○先生、この件なのですが、先生のご意見をお伺いしたいと思います」など、低姿勢で話かけましょう。

このように、プライドが高い医師には、逆にプライドをくすぐるような関わりが功を奏します。

看護師

看護師のほとんどが女性です。

看護師は"白衣の天使"という印象を持っている方もいるでしょうが、実際の看護師はまぁ気の強い人が多いです。

 

ハキハキ意見を言う看護師が多く、「近づきにくいなぁ~」と感じることもあるかもしれません。

とはいえ、女性は女性です。

女性は敵とみなした人には厳しく、仲間だと思った人には優しくなる傾向にあります。

つまり、看護師と仲良くなってしまえば良いのです。絶対に反発して、敵になってはいけません。

 

女性はコミュニケーションを大事にする生き物です。なので、簡単なことでも報告、相談をしましょう。

例えば、「この患者さんのトイレ介助ですが、病棟ではうまく介助できてるでしょうか?」

「この患者さん、夜勤の様子はどうでしょう?」

など、密にコミュニケーションをとるのです。

 

看護師は、真面目で情深い人が多く、患者さん情報を聞き出そうと努力するセラピストに好印象を持ってくれます。

 

「怖いな~」と思っていた看護師さんでも、実は話しやすかったり、気さくで面白い人もいます。

「何を話していいかわからない」という気持ちもわかりますが、まずは簡単な報告、相談を密にして関係性を築いていくのが良いでしょう。

ケアマネジャー

ケアマネジャーとは、毎日顔を合わせる理学療法士は少ないと思いますが、訪問リハビリでは、利用者さんの変化や月末の報告などで関わる機会がありますよね。

 

ケアマネジャーの中には言い方がきつい人もいます。

患者・利用者の報告をしても冷たい態度を取られることもあり、せっかく報告したのに冷たくあしらわれてショックを受けることもあるかもしれません。

 

ケアマネジャーに話を持ち込むときは「報告なのか、相談なのか」を最初に説明しておくと良いでしょう。

例えば、利用者さんの状態が変化したとき。特に問題がない場合では、

報告なのですが、○○さんがこういう状態でして、特に問題はないと判断しました。また何か変化があれば、○○さんから連絡があるかもしれません」

など。

ケアマネジャーも忙しいので、「で?何が言いたいの?」「私にどうしろと言うの?」と思われるとイライラさせてしまう恐れがあります。

最初に要件を伝えてから、本題に入るようにしましょう。そうすれば、冷たくされることも少なくなるでしょう。

「患者」への対策

臨床経験が乏しく慣れていない理学療法士では、患者との人間関係に悩むこともあるでしょう。

患者でも性格に癖があったり、高次脳機能障害や認知症などがあると、余計にコミュニケーションがうまくとれないこともあります。

 

その際は、やはり評価がとても重要になります。

 

患者は怪我や病気を患っているため、心に余裕がない人もいます。時にきつい言い方をされることもありますが、そこは重く受け止めてはいけません。

患者がセラピストにきつくあたったり、涙もろくて依存的になるのは、セラピストに信頼を寄せているからです。

ここで、セラピスト自身が患者の気持ちに感情移入しすぎて、冷静な判断ができないようではいけません。

心理学では逆転移という現象があります。

逆転移とは、患者に対してセラピストが特別な感情を持ってしまうことをいい、専門家としてはこれはあまり良いことではありません。

この患者は「今何に困っているのか、何が悲しいいのか、何にこだわりがあり、どのくらいのことなら理解できるのか」を専門家の目で判断できるくらいの余裕も持ち合わせていたいところです。

「患者の家族」への対策

家族は、患者のキーパーソンになり得る重要な立場の人です。

中には、ややこしい家族や要望が多い、性格に癖がある家族もいます。

 

僕も何人かそのような家族と関わったことがありますが、熱心にリハビリを提供しているセラピストのことは信頼している家族も多いです。

看護師や医師にはきつくあたっていた家族でも、セラピストの言うことは案外受け入れが良いこともあります。

それは、セラピストが他の職種よりも患者と接する時間が長いこと、より生活に即した訓練をしていることなどが挙げられます。

 

家族も患者同様に不安を抱えているのです。

丁寧に訴えを聴き、専門家の視点から親身になってアドバイスをすれば、どんな家族の方にも対応は可能なのです。

人間関係に悩むなら環境を変えることも考えよう

ここまで、理学療法士が職場で悩む人間関係についてお伝えしてきました。

 

最初に記載したように、他人は簡単には変えられません。

あなたが少し関わり方を変えることで、今よりも働きやすくなるのです。

 

「今の職場が嫌ならすぐに転職したほうが良い」という意見もありますが、まずは僕が解説した関わり方をしてみてはどうでしょう。

 

「転職をしても、あなたが変わらないとどこへ行っても一緒だ!」という人もいるでしょう。

ですが、そういう人に限って転職したことがないので、信用してはいけません。

 

僕は転職3回、4つの職場を経験していますが、職場を変えると働きやすくなるのは間違いがないと思っています。

4年目まで勤めた職場が厳しくきつかったのですが、転職したことでこんなに生きやすくなるのかと実感しました。

人間関係以外の理由でも転職したことがありましたが、今働いている整形外科クリニックは人間関係も良好でかなり働きやすいと感じています。

 

僕が好条件の職場を探すことができたのは、転職サイトを利用して情報を集めていたからです。

転職サイトはいくつかありますが、登録することで担当エージェントが付きます。

そのエージェントがあなたの希望に沿った求人をあなたの代わりに探して紹介してくれるサービスです。

 

転職サイトへの登録や受けられるサービスはすべて無料です。非公開求人の紹介や面接、履歴書の助言もしてくれますので、一人で転職活動をするよりもはるかに楽になります。

 

自分も他人も変わるのは簡単ではないので、人間関係に悩むなら、まずは相手に合わせる術を身につけましょう。

それでも「無理、きつい」と思ったら環境を変えることです。転職サイトを活用すれば、必ずあなたに合った希望の環境が見つかりますよ。

転職するなら転職サイトを使ったほうが良い理由▼

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就職・転職を考えいる人へ!おすすめの転職サイトをご紹介

僕はこれまでに転職を3回、4つの職場を経験してきました。

僕が転職してきた理由ですが、給料の高いところを求めたり、残業の少ないところ、休日が多いところ、人間関係が良いところ、行きたい分野があったなど、自身の生活状況や価値観が変わったタイミングで職場を変えてきました。

リハビリ職は有資格者のため、転職しやすいのが最大のメリットです。

転職してすぐに月5万円以上も給料が増えることはよくありますし、職場を変えただけで人間関係が良くなり働きやすくなることもあります。

実際に僕は、そうやって理想の働き方を実現するために環境を変えてきました。今は給料も休みも多い整形外科クリニックに就職しています。

もちろん環境を変えれば、これまで築いてきた周りからの信頼もまた一から積み上げていく必要があります。

それでも今居る場所よりは可能性があると感じたから、転職することを決意したのです。

以下に、僕が実際に使ってみて、満足度の高かった転職サイトをご紹介します。

転職は何度もするものではありません。そのため、転職することに躊躇うこともあるでしょうし、どうやって転職すれば良いのか悩む人もいるでしょう。

転職サイトに登録すると、就職のプロが求人の紹介から、面接や履歴書のアドバイスをしてくれ、不安なく転職活動を進めることができます。

さらに転職サイトは非公開求人も多く扱っており、自分一人で求人を探すよりも多くの情報を得られるメリットがあります。

まだ転職の方向性が決まっていない人こそ複数の転職サイトに登録しておけば、就職できないリスクを回避することができます。

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