「何となく今の職場に合わない。」と感じながらも、次の職場を探すのがめんどうになり、ずるずると今の職場に残る人も案外多いのではないかと思います。
転職は労力のいるイベントでもありますので、できるだけ無駄なくスムーズに次の職場を見つけたいものですよね。
ここでは求人情報の入手先や誰に相談すれば良いのかをまとめています。転職を成功させるために、是非参考にしてください。
まずは自分が望む条件を整理しましょう。
職場に求める条件としては、
・勤務地
・給与(賞与、昇給)
・休暇日数
・勤務時間や残業の有無
・仕事内容
・評価制度や人事制度
・福利厚生
・職場環境や社風
があります。
すべての条件を満たしている職場はそうそうにありません。
「譲れないところ」「あれば良いかな」という線引きでも良いですので、優先順位をつけてみましょう。
お子さんがいたり、住宅ローンを抱えている家庭では、給与を上げるために転職する人は多いですが、給与にこだわりすぎてチャンスを逃してはいけません。
転職により一時的に年収が下がったとしても、その後1~2年の実績で年収が上がる職場も多いです。
再就職の際は、評価制度も確認しておくことをおすすめします。
給与や休暇日数は目に見えてわかりやすいものですが、職場の雰囲気や人間関係などはホームページや求人広告からではわかりづらいものです。
給与を上げる目的で転職してみたものの「残業が多くて忙しい。」「人間関係が最悪。」など、前職では何とも思っていなかったものが実はメリットであったということも珍しくありません。
ですので、例え給与を上げるためだとしても、給料以外にも自分が望む条件を書き出して整理しておくようにしましょう。
【リハビリ転職】求人の入手先を5つご紹介
転職の目的が整理できれば、それに見合った求人を探すだけになりますね。
求人情報の入手先は、
①病院ホームページ
②同僚や知り合いの紹介
③ハローワーク
④求人サイト
⑤転職エージェント(人材紹介会社)
など多くあります。
①病院のホームページ
病院のホームページで求人情報が載っていることもありますが、給与は「当院規定に基づく」など記載がない職場がほとんどです。
どうしても詳しい内部事情に関しては、電話で問い合わせるか病院見学に行くなどしなければいけません。
②同僚や知り合いの紹介
知り合いの紹介ですと「こんなはずじゃなかった。」といった後悔は少ないでしょうが、人脈が必要になってきますね。
せっかく紹介してもらったのに微妙だったときに断りにくいこともあります。また、知り合いがいるからという安心感だけで選んでしまうと失敗してしまう可能性もありますので、慎重に判断しましょう。
③ハローワーク
幅広い職種の中から職種や地域を絞りこんでいく際には、ハローワークは向いています。
ハローワークは職業訓練を無料で受けれたり、多くの中から求人を探せるメリットはあります。ただし、広告費用がかからないことからブラック企業も多い点は注意が必要です。
④求人サイト
求人サイトでいえば、例えばリクナビNEXTに希望条件を登録しておくと該当する求人が新たに出たときにメールでお知らせが届きます。
求人サイトは、まったく別の業種へ転職する際には有効な手段になります。
⑤転職エージェント(人材紹介会社)
リハビリ職に限ってはすでに職自体は絞り込めていますので、④の求人サイトよりも職場の内部事情に詳しい転職エージェントに相談するのがおすすめです。
求人サイトと転職エージェントの違いを知っておこう
求人サイトと転職エージェントとの違いですが、どちらも希望条件を登録しておくと求人を紹介してくれます。
求人サイトと転職エージェントの大きな違いは
求人サイト | 無料、求人案内あり |
転職エージェント | 無料、求人案内あり、個別対応あり |
です。
転職エージェントとは
転職エージェントに登録しておくと、キャリアアドバイザーという「転職のプロ」が相談に乗り、個別に希望条件を聞いてくれます。
求人サイトでは、このような相談や応募先への連絡はすべて自分でしないといけませんので大変です。
転職エージェントが無料の理由ですが、求人企業側から成功報酬を受け取る仕組みになっています。そのため転職相談者は無料でサービスが受けられるということです。
転職エージェントに相談するメリット
・「非公開求人」がある
・選択肢の幅が広がる
・履歴書の添削をしてくれる
・面接対策をしてくれる(エージェント次第では面接同伴もしてくれる)
・応募先とのやり取りを代行してくれる
・職場の内部事情を入手できる
など非常に多くのメリットがあります。
転職エージェントと提携している病院や施設の多くは「非公開求人」となっています。
なぜ非公開かと言うと、多くの応募者を相手にしたり、企業が求める人材と転職者が求める職場が合致していなければすぐに辞めてしまう可能性もあるからです。
お互いの希望が合わないと1人あたりの採用コストがかかってしまうため、企業は転職エージェントと提携しているほうがメリットが多いのです。
転職エージェントに登録してデメリットはあるの?
しつこく電話やメールが届くことを心配するかもしれませんが、僕は2回の転職活動においてはまったくそのような面倒なことはありませんでした。
転職エージェントは報酬目的に転職者に満足のいかない案系を紹介してもデメリットしかありません。
入職者にすぐ辞められては、企業からの評価が下がる可能性があることもよく理解しています。
満足のいかなかった転職者が口コミやSNSで悪評を呟かれる恐れもありますので、企業と転職者両方に満足のいく方法を第一に考えています。
複数の転職エージェントに同時に登録しても良いの?
結論から言うと、まったく問題はありません。
僕も2つほど同時に登録して転職活動を進めていましたし、担当のキャリアアドバイザーに複数登録している旨を話しても大丈夫です。
転職を成功させるためには、情報を多く持っていたほうが良いのはアドバイザーも十分理解しています。
実際、キャリアアドバイザーとはいえスキルは人それぞれですので、「このアドバイザー合わないなぁ。」と感じることもありますので、いくつかのエージェントを利用しておくのがベストです。
また、登録したから必ずし就職を決めないといけないわけではありません。良い職場が見つかるのもタイミングがありますので、求人情報を入手するだけに留めておくのもありです。
転職をスムーズに進めには「情報」を入手すること
まずは自分が望む条件を書き出し、条件に合った職場を探していくのが転職を成功させる秘訣です。
給料が上がったとしても、休みが少なくなったり、人間関係が劣悪だと今度は別の理由で辞めてしまうかもしれません。
職場選びは慎重になると思いますが、もっと内部の事情を知りたいというのが転職者の本音でしょう。
求人サイトや病院ホームページだけでは知りえない情報を、キャリアアドバイザーから入手することもできます。
給与はもちろん、先々の事業戦略や院長(社長)、上司のキャラクターなどの内部事情も教えてくれます。
選考で重要視しているポイントもアドバイスしてくれますので、面接時には大きなアドバンテージになります。
さらに応募先への連絡も代行してくれますので、転職者は本当に楽です。
興味を持った職場の人に尋ねてみるのが良いのですが、そんなに都合よく人脈があるわけではないので、その際は転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職するなら転職サイトを使ったほうが良い理由▼
-
【体験談】理学療法士(PT)で転職に不安がある人は転職エージェントを活用したほうが良い
理学療法士のかずぼーです。 転職する時は、どのようにして求人を探していますか? ネットで求人を探したり、ハローワークに行ってみたり、知り合いに良い職場を聞いてみたり、色々探す方法はありま ...
続きを見る
良いエージェントと悪いエージェントの見分け方▼
-
【理学・作業療法士の転職サイト】良いエージェントと悪いエージェントの見分け方
僕が転職をする際には、必ず転職サイトを活用していました。 転職サイト使うメリットは、自分一人で探すよりも理想の職場が見つかりやすい点にあります。 転職サイトに登録すると、まず転職エージェ ...
続きを見る