仕事をする上で、人間関係があまり良くないというの結構耳にする話です。
特にリハ職は若い人も多いので、周りの先輩や他部署(医師や看護師)に気を使っている人も多いと思います。
あなたはどうでしょうか?
理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などは一般企業よりもコミュニケーションを多くとることがあるため、「人間関係」の悩みで現職を辞める人は多いです。
もちろん、退職するときに「人間関係が良くないから辞めます。」なんてストレートに告白する人はいないですね。
だけど、人間関係が原因で退職するって別に普通のことだったりします。
仕事を辞める原因の第1位は「人間関係」
仕事が辞めたくなるほど辛くなる原因の1位は「人間関係」だという事実があります。
こちら▼は20~40代を対象に入職後に失敗したと感じた要因を調査したものです。人間関係が1位、次いで労働環境と続いています。(転職会議意識調査」から引用)
実際に辞めると上司に伝える場合は、ほとんどの人が「建前」で伝えていることも以下のグラフでわかっています。
本当のところは「人間関係」が原因で辞めるんですが、上司に報告する際には「家庭の事情」と言って辞める人が多いようですね。
そりゃあ「嫌な人がいるから辞めます。」って正直に言える人はあまりいませんよね。
PT・OT・STの人間関係事情
僕も転職経験者ですので、どんなことが辛くて辞めたくなるのか理解しているつもりですので、辞めたくなる要因を以下に挙げてみました。
・上司からやりたくもない業務(課題)を振られる。
・先輩から患者さんのことできてないことをネチネチ指摘される。
・後輩が役に立たない。
・院長からリハビリの進捗状況をチクチク指摘される。
・他部署にお局さんがいて、コミュニケーションをとるのが億劫。
こういった悩みは仕事をする上で当たり前にあると思いますが、人の悩みのほとんど人間関係だなと感じますね。
有名な心理学者のアドラーも「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言ってるくらいです。
これは逆に言えば、人間関係さえクリアできればほとんどの悩みやストレスは解消されると言い換えることもできます。
もちろん人間関係だけですべて解決できるわけではありませんが、悩みにおいてはかなりの割合を占めています。
仕事上の悩みには人間関係以外にも、
・作業がうまく進まない
・患者さんの治療がうまくできない
などでストレを抱えるケースもあると思います。
そんなときでも頼れる先輩がいてフォローしてもらえる環境にあれば辞めたくなるほどストレスにはならないはずです。
むしろ、解決策が見つかって安心したと同時にモチベーションも高まるんじゃないでしょうか。
そういった雰囲気がある職場はとても働きやすいと思いますね。
他人は変えられないが、自分は変えられる
リハ職だけでなく、医療職全体に言えることは、
・プライドが高い
・粗探しが得意
・強気な人が多い
という気質を持った人が多い印象があります。(あくまでも僕の印象です。)
世間的には「他人は変えられないが自分は変えられる」と言われていますが、まさにその通りで上記のような気質を持った他人を変えるのはかなり難しいと思います。
プライドの高い人や粗探しが好きな人がある特定の人には優しくなることはあるでしょうが、粗を探す相手は選びますからね。
上司とかにはペコペコするけど、後輩相手だとキツくあたる人って普通にいます。
立場の違いがそうさせているわけですので、本質的には他人は自分の思い通りにはいかないことがほとんど。
それなら、自分を変えるほうが簡単なんですよ。
自分を変える方法
自分を変える方法には2つあります。
①自分自身をひと回り成長させ周りから認めてもらう
②環境を変える
①ができれば仕事はものすごくやりやすくなります。
でもね。人はそんなすぐには成長しないわけです。
むしろそうやって揉まれていることが訓練であり、成長の糧になるのですが、同時にモチベーションが下がってしまう恐れもあります。
そうすると、自分を変えるというのは難しくなります。
「よし!やってやるぞー!」
「自分にもできるかも!」
って思えないと自分を変えることは難しいんですよ。
いかにモチベーションを上げるかが大事なんです。
たとえ過酷でも、その先に変われる目処があるならを続けられそうですけど、「いつまで辛いの・・・?」という状態なら②の環境を方法を選択することを強くおすすめします。
他人は変えられないし、自分も簡単には変えられません。
人はそんな簡単には変わらない。環境が人を変える
よく「自分を変えなければ、どこの職場で働いても一緒だ。」というもはや逃げることを許さないかのような悪魔の言葉がありますが、自分を変えるには環境を変えるのが一番簡単で手っ取り早いですからね。
辞めた人の中に、辞めたことを後悔したと言っている人を見たことがないです。
何年かしてから「あの時はこうすれば良かったなぁ、今だったはあの職場でもやっていけそう。」と思うときもあるんですが、それはあなた自身が環境を変え、経験を積んだからなんです。
で、しかもPT・OT・STはまだまだ求人はありますので、わざわざ嫌で辞めた職場に未練を残してても仕方ないと思います。
僕が以前努めていた職場はかなり厳しい雰囲気があり、院長回診では後輩が担当する患者さんのことまで僕が院長に怒られたりしてました。(涙)
「なんで俺が怒られんの?後輩もっとしっかりしてくれよ。」という不満を抱えていました。
周りはそういった環境に慣れていってたようですが、僕は我慢できずに辞めましたね。
転職してからは人間関係のストレスは解消されて穏やかに過ごせています。
自分を変えてからでないと環境を変えても同じというのはウソだと本気で思っています。
仕事が辛いなら環境を変えたほうが早いですよ、普通に。
環境を変えるためにしておきたいこと
辞める前にちゃんと退職理由を考えよう、自分を見つめ直してからでも遅くはないとはよく言いますが、むしろ考えすぎなんですよ。
辛いって気持ちに正直になってさくっと行動したほうが良いじゃないですか。だって辛いでしょ。
さすがに今すぐ辞めて、良い環境で働けるとも保証できませんので、転職アドバイザーに相談することをおすすめします。
親切に指導してくれる職場は探せばいくらでもありますし、そういった職場を好むなら転職アドバイザーに希望を言ってみるが良いでしょう。
以下の2つは、登録しておいて間違いない転職サイトです。
登録自体は1分くらいで終わる簡単なもので、料金も再就職まで一切かからず無料ですので活用しない手はないです。
人間関係に悩むあなたへ
人間関係の悩みは誰しもが持っているものです。
まずは、あなた自身で対策を練ってみることも大事なことです。
職場の人間関係に悩む理学・作業療法士はこちら▼を参考にしてください。
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人間関係に悩む理学・作業療法士へ!職場の人間関係で悩んだときの対策
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とはいえ、上司や先輩、同僚に無理な仕事を振られたり、特に何もしてないのにキツくあたってくる人は一定数います。
何か自分に非があるわけでもなく、人間関係に悩むなら転職することも考えましょう。
働きやすい職場は、募集が出ればすぐに埋まる可能性が高くなります。辞めるかどうかはまだ踏ん切りがついていなくても、情報を集めておいて好条件の求人が見つかれば話しを進めていくのが賢い戦略です。
転職するなら転職サイトを使ったほうが良い理由▼
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