私はこれまでに、通所リハビリや訪問リハビリの立ち上げにも関わってきました。
そして今回、外来リハビリのオープニングスタッフとして新たな挑戦をしています。
立ち上げメンバーとして働くというのは、なかなか経験できない貴重なチャンス。
そのぶん、大変なこともありますが、得られるものも大きいです。
この記事では、外来リハビリをはじめとする介護保険領域のオープニングスタッフとして働くメリットとデメリットについて、私自身の経験をもとにリアルにお伝えします。
目次
オープニングスタッフとして働くメリット
1. 自分たちでルールや環境を作れる
既存の施設にはない自由度の高さが最大の魅力です。働きやすい職場環境や効率的な業務フローを、スタッフ全員で意見を出し合いながら一から作り上げていけます。
例えば、有給申請のルールも自分たちで決めました。忙しい中でもスムーズに業務が回るように、細かいところまで徹底的に話し合いました。
書類の置き場所や棚の種類、動線の工夫など、ちょっとしたことにもこだわって、無駄のない効率的な職場づくりを目指しました。
2. 人間関係がフラットでストレスが少ない
オープニングスタッフはみんなが同じスタートライン。
古くからいる先輩や厳しい上司がいないので、人間関係でギスギスすることが少なく、協力し合いやすい環境です。
3. 介護保険制度やリハビリの知識が深まる
通所・訪問・外来リハビリの立ち上げに関わることで、介護保険のルールや制度、加算の仕組みなどをゼロから学び、実務を通してしっかり理解できました。
私自身、最初は通所や訪問リハビリの制度についてほとんど知識がありませんでしたが、マニュアル作成や制度の整理を進める中で自然と知識が深まり、キャリアアップに大きく役立っています。
4. 貴重な立ち上げ経験がキャリアの強みに
「立ち上げスタッフとして関わった」という経験は希少価値が高く、転職時や将来のキャリア形成において強みになります。
自分で環境を作り、課題を解決しながら成長した実績は、どんな職場でも高く評価されるでしょう。
オープニングスタッフとしてのデメリット
1. マニュアルや仕組みが未整備で苦労が多い
ゼロからのスタートなので、業務マニュアルやルールが整っていません。
自分たちで考えて決めていく必要があります。
2. 業務範囲が広く、負担が大きいことも
リハビリ業務以外にも営業活動や資料作成、広告出稿など、多岐にわたる業務に対応しなければならず、大変に感じることがあります。
3. 利用者がすぐに増えず、暇を感じる時期もある
最初の数ヶ月は利用者がほとんどゼロということもあり、不安や焦りを感じることもあります。
利用者ゼロからのスタートも、地道な営業活動でつながりができる
通所リハビリの立ち上げに関わった際、最初の数ヶ月は利用者が全くゼロの状態が続きました。
スタッフ全員が「このままで本当に大丈夫なのか?」と不安に感じていたのを覚えています。
そんな中、私たちはただ待つのではなく、積極的に地域のケアマネジャーさんへの営業や挨拶回りを開始。
最初は緊張しましたが、一人一人と話すうちに徐々に信頼関係が築けていきました。
また、外来リハビリを受けている患者さんの中に介護保険を持つ方がいることに気づき、その方々を通所リハビリや訪問リハビリにつなげる動きも始めました。
営業資料やチラシの作成、新聞折り込み広告の手配など、これまで経験したことのない仕事も多く、「リハビリだけじゃない、施設全体を育てる仕事なんだ」と実感。
正直、大変でしたが、同時に大きなやりがいも感じました。
少しずつ利用者が増え始め、一人、二人と来てくださるようになると、スタッフのモチベーションもアップ。
利用者さんからの口コミで評判が広がり、依頼が増えると「やってきたことが形になった」と喜びを噛み締めました。
この期間を通して、リハビリの専門知識だけでなく、地域連携や営業活動、マーケティングの視点まで身につけられたことは、私のキャリアにとってかけがえのない財産となりました。
今では外来リハビリでも、医師や看護師と連携しながら患者さんを支え、地域のニーズに応える充実感を味わっています。
オープニングスタッフに不安を感じている理学療法士へ — 安心してほしい理由
「オープニングスタッフって忙しそう」「立ち上げは大変そう」と不安に思っていませんか?
実際に私が経験したオープニングの現場では、最初の1ヶ月ほどは患者さんや利用者さんの数が少なく、ほとんど空き時間がありました。
その時間を使って、ベッドや棚の配置を決めたり、備品を補充したり、書類やマニュアルの作成に集中できるんです。
もちろん患者さんの対応もしますが、焦らず自分のペースでできるため、精神的にも余裕がありました。
また、営業に回ったり営業資料を作成したりと、リハビリ以外の業務も経験できるため、仕事の幅が広がる良いチャンスです。
「オープニングは忙しい、大変」と聞きますが、残業は全くと言っていいほどなく、家に帰ってから家事や趣味の時間をしっかり確保できました。
私の場合は仕事終わりにランニングに出かける余裕もあり、体力的にも精神的にも無理なく続けられたのが大きな安心ポイントでした。
オープニングだからこそ、自分のペースで着実に仕事を進められる環境があると知ってほしいです。
迷っているあなたへ — 今こそオープニングスタッフに挑戦するチャンス!
オープニングスタッフは不安もありますが、それ以上に
- 「自分で職場を作り上げるやりがい」
- 「成長できる環境」
- 「人間関係のフラットさ」
など、他にはない魅力が詰まっています。
実際に最初はゆったりした時間があるから、無理なく業務に慣れ、しっかり知識を深められる。
それでいてキャリアアップにもつながり、あなたの理学療法士としての市場価値が確実に高まるのです。
もし「今の職場に満足できない」「新しい挑戦がしたい」と思うなら、今がまさにオープニングスタッフとして新しい一歩を踏み出す絶好のタイミングです。
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