理学療法士(PT)として働いているけれど、なかなか給料が上がらない…。そんな悩みを抱えていませんか?
厚生労働省の調査によると、理学療法士の平均年収は約420〜450万円程度。新卒〜30代前半では年収300万円台の人も多く、「将来が不安」と感じている人も少なくありません。
しかし実際には、「職場選び」次第で年収に大きな差が出るのが理学療法士という職業です。この記事では、年収アップを目指す理学療法士が意識すべき転職先の選び方と、転職サイトを使った効率的な転職の流れをご紹介します。
1. 訪問リハビリや自由診療クリニックは高収入を狙いやすい
病院勤務、とくに急性期や回復期リハビリ病棟では、どうしても給与が頭打ちになりがちです。一方で、訪問リハビリや自由診療のリハビリクリニックでは、高単価な報酬設定がされているケースも多く、インセンティブ制度によって年収500万円以上も狙えます。
例:訪問リハで1件4,000〜5,000円の支給、月給40万円以上の実績も。
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2. インセンティブ制度のある職場を選ぶ
転職の際は、インセンティブ(成果報酬)制度の有無を必ずチェックしましょう。
- 件数に応じた歩合給が支給される
- 売上に連動した報酬制度
- ボーナス支給の仕組みが明確
「頑張っても給料が変わらない」と悩んでいる人は、実績が正当に評価される職場への転職で大きく状況が変わります。
3. 管理職やマネジメント職でキャリアアップ
理学療法士として経験を積んだら、主任・リーダー・マネージャー職などマネジメントポジションへのチャレンジも年収アップの近道です。
小規模施設や立ち上げ直後の事業所では、早期に役職に就くことも可能です。管理職手当や賞与増などで、年収が100万円以上アップするケースもあります。
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4. 法人の安定性・昇給制度の有無を確認
医療法人、社会福祉法人、上場企業などは、経営が安定しており、賞与や昇給制度が整っている傾向があります。
また、リハビリ職に対する評価制度が明確な職場では、努力やスキル向上が昇給に直結するため、長く勤めても収入アップが期待できます。
5. 副業OKの職場を選んで収入の柱を増やす
最近では、副業を認めている法人も増えています。理学療法士としての知識を活かして、以下のような副収入を得ることが可能です。
- パーソナルトレーナーとして活動
- 健康・リハビリ系のブログやYouTubeチャンネル運営
- 記事執筆(医療・介護メディア向け)
「副業OK」な職場を選ぶことで、収入の幅を広げられます。
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理学療法士が転職サイトを使って転職する流れ
年収アップを目指して転職するなら、転職エージェント(理学療法士専門)や転職サイトの活用が効率的です。以下の流れで進めましょう。
- 転職サイト・エージェントに無料登録
理学療法士専門のサイト(例:PTOTSTワーカー、マイナビコメディカルなど)に登録 - 希望条件のヒアリング
勤務地・年収・働き方などの希望を担当者とすり合わせ - 求人の紹介・情報収集
一般には出ていない非公開求人も多数 - 履歴書・面接サポート
書類添削や面接対策もプロが対応 - 面接・見学→内定
条件交渉(年収・休日など)も代行してくれる
忙しい現職の合間でも、効率よく転職活動を進められるのが大きなメリットです。
まとめ|理学療法士が年収アップするには「職場選び」がすべて
理学療法士が年収を上げるには、職場の環境を見直すことが最も重要です。頑張っても給料が上がらない環境にいるよりも、努力がしっかり報われる場所に移ることで、仕事のやりがいも収入も両立できます。
今回ご紹介したポイントを意識しながら、あなたに合った転職先をぜひ見つけてください。