理学療法士が就職先を決める時、何を基準に決めれば良いか悩みますよね。
「給料が高い職場が良い?」
「それとも勉強できる病院が良い?」
「やりたいことができる職場を選ぶべき?」
結論から言えば、職場を選ぶ上で最も重要視したほうが良いのは「人間関係」です。
職場に気の合う仲間がいるだけで健康的で幸福度が増し、さらに生産性も上がる
僕は転職を3回しています。
これまでにも「給料を上げるため」「時間を作るため」「残業が少なく、比較的楽なほうが良い」と思って転職したことがありました。
転職してすぐは満足して働くことができていたのですが、やはりどこか居心地が悪くなり転職することになっていました。
そう思って悩んだ結果。
今の職場を「良い人間関係」「職場の雰囲気が良いところ」を優先して決めました。
そのおかげで、ストレスなく働くことができています。
これは、僕の感覚だけでなく「職場の人間関係」を基準に選んだ方が良いのは研究でも示されているのです。
アメリカの企業であるギャラップ社が500万人に調査した結果、「職場に最高の友人がいる人」は、仕事へのモチベーションが7倍になり、生産性も上がった。と報告されています。
コスモポリタン、イギリス版でも、職場での友情に恵まれていると健康や幸福感が向上し、生産性やポジティブな気持ちを持つことに繋がると研究で証明されています。
つまり、職場に気の合う仲間が一人でもいれば、仕事へのモチベーションは上がり、健康度も幸福度も、仕事の生産性も上がるということです。
「職場に最高の友人がいる」
「同僚に恵まれている」
このような職場では、幸福度、健康度、仕事へのモチベーション及び生産性が上がると言われている。
仕事へのモチベーションに関しては7倍の効果。
「何を基準に仕事を選べば良いですか?」
に対するアンサーです。
— かずぼー@理学療法士・ブログ (@kazubo_rigaku) 2019年2月9日
職場を決める時、給料や勉強できるところ、やりたいことなんかで決めがちですが、実は人間関係が良いかで決めた方が良いということですね。
【理学療法士の体験談】勉強できる職場で選ばない方が良い
勉強できる職場でも、ストレスでモチベーションが削がれる環境からは離れたほうがマシです。
僕が新人から4年間勤めた病院は、勉強熱心な方が多く、専門職として成長はできるのですが、残業も多いしきつ過ぎて結局辞めてしまいました。
入職して割と早い段階で、これはずっとは勤めていられないと感じていたのは事実です。
なぜきつくても4年間続けられたかというと、仲の良い同期がいたからです。
仕事が終わってから、車で温泉に行ったり、食事に行ったり、レポートが終わらず漫画喫茶で徹夜したり。(笑)
4年目になる頃には、一番仲の良かった同期が辞めるということで、僕も同じ時期に辞めました。
おそらく彼がもっと早くに辞めていたら、僕は4年目も続けていなかったでしょうね。
ここでも誰と働くかは大事だというのがわかります。
【理学療法士の体験談】給料は第一優先にするべきではない
給料が高いに越したことはありません。
ただし、最優先にしない方が良いということです。
最初に努めた病院が、新人には年収は高く450万円くらい(理学療法士の平均年収が404万円)と高い方だったのですが、前述した通りきつすぎて長く勤められませんでした。
職場を選ぶときに、他の職場よりもたとえ給料が5万円高かったとしても、ストレスで憂さ晴らしの無駄遣いが増えてしまえば意味はないですよね。
仕事で遅くなり、コンビニでビールとお菓子を買って家でバカぐいするみたいな。それでは健康面でも良くありません。
それなら、残業がなく早めに帰れる職場に就いて、スーパーで安く買い物して自炊した方が安上りで健康的です。
僕が仲の良い同期がいたように、仕事終わりに一緒に語れる仲間がいたほうが仕事は長続きすると思います。
【理学療法士の体験談】やりたい仕事よりも人間関係で仕事を選んだほうが良い
僕は8年間回復期の病院に勤務したあと、訪問看護ステーションに転職しています。
訪問リハビリをしてみたかった理由は、退院後の患者の生活に関わってみたかったからです。
訪問リハビリは1単の単価が高いため、非常勤なら短時間労働でもそれなりにお金になると思い、非常勤で働くことにしました。
ですが、思うように担当する利用者の数も増えず、だんだんと仕事へのモチベーションも下がっていったのです。
結局、2ヶ月で転職することになりました。
あれだけやってみたかった訪問リハビリですが、実は訪問リハビリに固執しなくても良いのではないかと思ったのです。
今までは「回復期の病院だと勉強できるから」「退院後の生活に関われるから」と、やりたい仕事を理由に職場を選んできましたが、それだと長続きしないことがわかったのです。
やりたい仕事ではなく、どんな人と働きたいかを基準に職場を選ぼうと考えたのです。
これは感覚的に悟った。
僕も転職したけど、圧倒的に「職場の雰囲気」を基準に選んだ。
見学にも行った。給料?
やりがい?
二の次です。「良いかな、良いと思うんだよな、どうかな」と悩んでも、言葉にできない違和感を感じれば「失礼致しました🙇♂️」と、こうなります。 https://t.co/SzcMKL6qX1
— かずぼー@理学療法士・ブログ (@kazubo_rigaku) 2019年2月9日
ということで、個人的には絶対ない思っていた外来リハで楽しく働いております。笑 https://t.co/ICnJJAcsho
— かずぼー@理学療法士・ブログ (@kazubo_rigaku) 2019年2月9日
理学・作業療法士が"人間関係"の良い職場へ転職する方法
結局のところ、勉強できるかは自分次第ですし、給料が上がってもストレスが多いと長くは続けられません。
やりたい仕事だったとしても、人間関係が悪かったり、仕事を任せてもらえなければ、楽しくないですよね。
最初にお伝えしたように、研究でも職場は人間関係で選んだほうが良いのです。
では、理学・作業療法士はどうやって人間関係の良い職場を選べば良いのか?
また、僕がどうやって今の働きやすい職場を選んだのかをお伝えします。
僕は、転職する際には必ず転職サイトを利用していました。
転職サイトは、エージェントが専属でつき、あなたの希望する求人を紹介してくれるサービスです。
例えば、「残業が少ないほうが良い」「給料は450万円以上は必要」「家から電車で30分圏内が良い」など、希望にマッチした求人を紹介してくれます。
とても便利ですよね
エージェントは、職場の上司や内部の人間関係にも詳しいので、外からではわからない情報も入手できます。
また、職場見学の交渉もエージェントが代行してくれるので、希望して実際にどんな人が働いているのか見てみると良いです。
ちなみに僕は5社見学にいき、今の働きやすい職場に就くことができました。
転職サイトに登録すると、履歴書の添削や面接対策もしてくれますので、良い職場を見つければ内定をもらえる可能性も上がるのです。
これだけ多くのサービスがすべて無料で受けられます。
あなたも働きやすい職場を探してみてください。