理学療法士として働いている「将来性ってどうなの?」というのが気になりますよね。
あなたは、理学療法士のこれからの将来に向けてどのような対策をされているでしょうか?
僕は、2010年に理学療法士の資格を取得し、現在(2019年)で10年目になります。
僕自身も、あなたと同じように理学療法士としてどう生きていけば良いのか悩み、転職を3回、そして2016年に副業を始めました。
転職と副業、この2つをしたことで理学療法士としてのキャリアが大きく変化したのです。
なぜ理学療法士として将来が不安になるのか
理学療法士という仕事は、1965年(昭和40年)にできた仕事です。
今から20年ほど前までは、理学療法士の仕事は「需要」に対して「供給」が不足していました。
そのため、理学療法士という仕事はかなり重宝されていました。
しかし、今はどうでしょう?
理学療法士が劇的に増えだした平成23年から理学療法士は毎年1万人以上増えています。
引用)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000122672.pdf
そして、この20年の間にかなり理学療法士が増えたことになります。
引用)https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000122672.pdf
ここ最近は、明らかに需要に対して供給過多の状態になっています。
それが如実に表れてる例としては、やはり給料でしょう。
理学療法士は診療報酬の枠内でお給料を頂いているので、その診療報酬も改訂ごとに下がっています。
そして、理学療法士の年収は10年前と比べると50万円ほど下がっています。
このような状況下で、理学療法士が給料を増やす方法は、
- 給料の高い職場に転職こと
- 副業をすること
が最も再現性が高いと考えています。
理学療法士として将来が不安なら、転職か副業する3つのメリット
理学療法士としての将来性に不安がある人がするべきことは、
- 転職
- 副業
2つです。
転職と副業をおすすめする理由は、3つあります。
- 収入が増える
- ストレスなく働くことができる
- 理学療法士として新しいキャリアが築ける
転職と副業で収入アップが図れる
実際に僕は、転職しただけでも50万円のアップです。
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転職と副業でストレスがなくなる
転職し人間関係の良い職場に就くことができれば、仕事においてのストレスはかなり軽減されます。
それで給料が増えればさらに良いですよね。
また、家族がいる人ならわかると思いますが、一人の収入では家族を養うだけでも精一杯でしょう。
転職と副業で収入アップが図れれば、経済面での余裕も生まれます。
転職することで、時間的にも精神的にも余裕ができれば、副業にも力を入れることができます。副業までできれば、さらに収入アップが見込めば余裕はかなり増すでしょう。
理学療法士としての新しいキャリアが築ける
理学療法士として、雇われているだけでは収入が増えるどころか何の目立った肩書もないままです。
というのも、前述した通り理学療法士の数は年々増えています。
技術を身に着ければ給料が増え、注目されるような時代ではなくなってきているのです。
皆んなと同じことをしていて、そこに「希少価値」は生まれるでしょうか?
昔は、理学療法士も希少性が高かったことで、給料アップが容易だったのですが、今はもう技術だけでは厳しいですよね。
他とは違う経験を積むことで「希少価値」が生まれるのです。
これから理学療法士がキャリアアップしていくには、本業だけでなく、本業から一歩出た活動をしていくことが求められる時代にきています。
今の職場で出世ができないなら「転職」を考えたほうが良い
理学療法士として将来に不安がある人は、なぜ転職を考えたほうが良いのか解説します。
もちろん、今の職場で何も不安がないのなら転職する必要はありません。
今の職場で出世を図れる状態なのかを考えて見ましょう。
このまま働いていても給料が増える見込みがない
例えば、昇給0~2000円くらいしか増えないのならどうでしょう。
ボーナスがどれくらいもらえるのかにもよりますが、4ヶ月分もらえると良い方ですよね。
2,000×16。つまり、1年で年収が32,000円増えることになります。
これってどうなんでしょう?
少ないですよね。
それなら役職に就くか、管理職を狙える職場に転職してしまった方が圧倒的に給料は増えます。
役職手当が1万円でも着けば、1年で年収が16万円増えるのです。
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病院勤務で周りと同じことをしている中で、出世するのはかなり難しいでしょう。
なぜなら、人数が多すぎるからです。
大人数の中で上司の信頼からの指示に従い、信頼を勝ち取り、耐えてきた人が10年くらい経ってやっと出世するのです。
そのためには、他の人たちが辞めていかないといけないわけです。
ですが、働きやすい職場だったら誰も辞めません。つまり、どちらにしても激しい競争になるわけです。
管理職を募集している求人は狙い目
例えば、スタッフが少ない訪問リハビリやデイケア、外来リハなどは管理者を募集しているところも多くあるので、すぐに年収アップも図れます。
年収500万円以上、主任クラスの役職も狙える、PTOT人材バンクの転職サービスを利用するのが良いでしょう。
役職に就かなくても転職するだけで給料が増えることは普通にあります。
僕は特別理学療法士以外の目立った資格はありませんが、それでも転職するだけで年収50万円増えました。
昇給も今の職場では昨年実績で1万円とのことですので、将来性はありますね。
理学療法士としてのキャリアが不安なら「副業」を始めよう
給料が増えれば生きやすくなるのか?
それも違う気がします。
理学療法士はそれほど給料の良い職業ではありませよね。
収入を上げたくて、理学療法士になったわけではないと思います。
「自分が怪我をして、誰かの役に立ちたいと考えたから」
「家族が入院して、理学療法士の仕事を知った」
そうやって理学療法士を志した人は多いはずです。
それでも、今の職場で働いていると何か漠然とした不安があるでしょう。
勉強会に行っても報われない
理学療法士は、勤勉でモチベーションの高い人が多く、毎週勉強会やセミナーに参加している人もいるくらいです。
ですが、思うように報われず、出費だけがかさみ、やるせなさ感じるでしょう。
勉強熱心で向上心ある人こそ、理学療法士の世界から少し飛び出してみることで、新しいキャリアが開ける可能性があるのです。
2017年以降は副業ブーム
2017年末に政府が副業解禁を発表した流れから、副業ブーム、パラレルキャリアブームが巻き起こっています。
僕自身も、理学療法士としてのキャリアに不安があり、2016年の4月から副業を始めました。
このブログ以外にも2つサイト運営をしており、今では新卒者のの半分以上は収入が増えています。
ただ、ブログを始めてもそう簡単に収入が増えるわけではありません。文章を書くことができる人はら、クラウドソーシングで受注してみるのも良いでしょう。
登録自体は簡単ですので、おすすめです。
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自分のやりたいことが仕事になる
副業は、副収入的な意味でするだけでなく、自分がやりたいと思える社会活動としてやるものです。
最近では、プログラミングの重要性に気づいた人が会社でサイト運営を任されたりもしているようです。
プログラミングと医療は、かなり親和性が高いのです。
プログラミング学習は、実は僕もやったことがあり、難しくて挫折してしまいましたが、この辺は向き不向きがあるでしょうね。
僕は、文章を書いてる方が得意なので、ブログ運営に力を入れた方が良いと判断したのです。
僕がプログラミングを勉強した際は、TechAcademyキャリアがおすすめです。
TechAcademyキャリアは、IT業界へ転職したい人向けのプログラミングスクールです。
僕もここで1ヶ月間学習しましたが、おかげでCSSとHTMLくらいは何となく理解できるようになりました。
僕のようにブログ運営をしていると、職場のサイト構築に携わることもできました。
他の人でそんなことしている人いませんからね。
働きやすい職場へ「転職」して、「副業」すれば将来の不安は解消できる
仕事は1日の1/3の時間を占めています。つまり、働きやすさとは、生きやすさに直結します。
やりたくない仕事をしていて、それで幸せなのでしょうか?
嫌な上司がいる職場で、神経すり減らしている場合ではありません。
我慢しながら働いていて、給料が増えるならそれも良いかもしれません。家族が養えるのなら良いでしょう。
でも、それだと仕事は戦場と言っていた時代と同じです。
僕は、そんな生きづらい働き方はしたくはありませんが、あなたはどうでしょうか?
もっと、経済的にも時間的にも、人間関係を含めた精神的にも安定して働ける職場があります。
僕は、転職しただけで年収が50万円アップしました。また、時間も確保できるようになったのです。
以前、僕の1日のルーチンを書いていますが、運が良いことに人間関係も良くて、今が一番働きやすいです。
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「副業はちょっと時間がないな」
「今の職場で将来が考えられない」
という人でも、職場を変えることは簡単にできます。
理学療法士の仕事の良いところでもあるのが、資格があるので転職がしやすいということです。
また、転職が多い人の方がいろんな現場見てきているので、将来的には有利です。
1つの現場で毎日同じことをしてきた人と、2つか3つ経験してきた人とではどちらが経験値が高いかは明白です。
同じ仕事は2年か3年くらいすると、大体のことはわかってきたそこからは頭うちです。
違うことをしないと周りのと差はほとんどないわけです。
だからこそ、違う経験を積む意味でも、僕は「転職」と「副業」をおすすめしているのです。
やる人はやる。やらない人はやらない
僕はやる側になっていたいから、転職もして働き方を見直したし、副業もやってみています。
このままずっと将来に不安を抱えたまま生きていくないからです。少しでも、現状を変えるための行動を取っていたいのです。
ここまで読み進めた人は、おそらく本気で将来を変えようとしている人だと思います。
「将来は不安だけど、まぁ現状維持でいいや」と思っている人は、ここまで真剣に読まないでしょう。
副業をやるにしても、まずは本業が安定していなければいけません。
家族がいる人なら、給料はとても大切です。
転職に失敗しないためには、転職サイトを使うことをおすすめします。
僕は3回転職していますが、その際には必ず転職サイトを利用していました。自分一人で求人を探すよりも圧倒的に楽だからです。
転職サイトは、自分が希望した就職先をすぐに見つけることができるサービスです。
収入がアップするのはもちろん、人間関係に関しても転職アドバイザーに聞くことで「思ってたのと違う」という自体を避けることができます。
良い求人はすぐに枠が埋まりやすいので、思い立ったら早めに行動を取るようにしましょう。
まずは、登録だけしてどんな求人があるのかを見るだけでも良いです。