理学療法士のかずぼーです。
退職を決意した後、上司に「退職の旨」を伝えるって緊張しますよね。
僕は、転職を3回経験していますので「いつどのように」退職の意思を伝えれば良いのかわかってきました。
なかなか上司に「退職」を切り出せない人は参考になるはずです。
理学療法士が退職すると決めれば、辞めるための行動をとろう
退職すると決意したなら、必ず辞めるための行動をとっていくことが大切です。
退職するには、人間観家や仕事の整理などかなりエネルギーが必要になります。
辞める意思が弱いと仕事を振られたり、同僚に退職を止められただけで「やっぱりこのまま居続けようかな・・・」となってくるのです。
「お世話になったのに、辞めるなんて申し訳ない」と後ろめたさも感じる人もいるでしょう。
そんな簡単に退職を思いとどまれるなら、今は退職する時期ではないのかもしれませんね。
退職するには、それなりの理由があるはずです。
今の状況を変えるためには、どんなことがあっても辞めるための行動をとると強く思うことです。そうでなければ、良い職場が見つかっても辞めることができず、ずっと不満なまま仕事を続ける羽目になります。
退職を伝えると「上司に止められるんじゃないか?」「退職理由をちゃんと伝えないと辞めさせてくれないんじゃ?」
そんな心配をする人がいますが、はっきり言って退職理由は適当でも辞められます。なんなら「辞めます」の一点張りでも辞められるのです。
理学療法士が退職する際は「辞めます」の一点張りで辞められる理由▼
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理学療法士が退職するときは「辞めます」の一点張りで押し通せる理由
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上司には「退職すること」を3ヶ月~半年前に伝えよう
一応、法律上は以下のように2週間前には退職する旨を会社に伝えるように決まっています。
- 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
- 期間によって報酬を定めた場合には、解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
- 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三カ月前にしなければならない。
民法第627条1(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
就業規則よりも法律が優先されますので、2週間前までに言えば良いのです。
就業規則で、例えば「1ヶ月前には退職の旨を伝えるように」と記載されていることもあるので、心配なら確認しておきましょう。
3ヶ月~半年くらい前に、少し余裕をもって伝えていれば全く問題はありません。
ギリギリに伝えても仕事の引継ぎで迷惑をかけてしまいますので、円満に退職するなら早めに伝えるのがベストです。
僕は半年くらい前に上司に伝えていました。
「辞める」と決めたら早いほうが良いですし、退職前に大きな仕事を抱えても大変だと思ったからです。
最適な退職・転職時期について▼
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退職の旨を伝えるには、上司への事前アポが重要
ここからは僕が上司に退職の旨を伝えた方法です。
まずは、朝一に上司にアポを取りました。
僕「おはようございます。お時間のあるときにお話ししたいのですが、よろしいでしょうか?」
このように上司にアポを取っておけば、都合の良いときに呼び出してくれます。
くれぐれも「退職しようと思うのですが・・・」なんていきなり伝えないようにしましょう。上司が忙しいとちゃんと話ができない場合があります。
それに上司にも心の準備が必要です。社員が一人欠けるだけも、上司は「次の応募人数をどうしようかな・・・」と頭を抱えるものです。
上司には、落ち着いた気持ちで話を聞いてもらうようにしましょう。アポを取るのは、上司への気遣いでもあるのです。
円満退職のポイント▼
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退職をどのように伝えれば良いの?
退職することを伝えるときは、結論から伝えましょう。
「結論から申しますと、退職することを考えています」と伝えるのです。
だらだらと退職理由から伝えていると、ただ仕事に悩んでいる人にしか見えません。ですので、結論から先に伝えるのです。
結論を言った後に、なぜ辞める必要があるのかを明確に伝えましょう。
「退職理由なのですが・・・」と続けます。
退職理由は、
- やりたい仕事がある
- 給料の高い職場に行きたい
- 家の事情
など、今の職場で働くことは難しいと納得できる理由を伝えることで、円満退職が可能になります。
法人内異動で解決できないかも問われますので、「異動はちょっとなぁ~(嫌)」と思うなら、先に異動したところで変わらないという理由を用意しておきましょう。
退職する時期を決めておく
退職日を「○月〇日)と明確にしておくことで、意思の固さを見せることができます。
もし退職日を伝えていないと、退職日を先延ばしにされてしまいます。
もちろん、自分勝手に退職日を決めるのではなく、上司の考えや仕事の都合なども考慮して最終的に決定するのが良いです。
「退職願」と「退職届」の違いについて
「退職願」とは、退職する意思を見せるものであり、退職を決めるものではありません。また、特別必要でもありません。
前述した通り、上司にアポを取り退職する意思を伝えるだけで良いのです。
ただし、高圧的な態度で無理な引き止めにあった場合は「退職願」を出すのが有効です。無論、規定通り数ヶ月前に退職の旨を伝えている以上、「職場選択の自由により」全く問題なく辞めることができます。
「退職届」とは、会社を辞めるための意思表示となり、受理された時点で退職が決定します。
ほとんどの会社で、規定の退職届の用紙があります。上司の指示に従って、用紙に記入し提出するだけで大丈夫です。
退職願と退職届の違い▼
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理学療法士が転職するなら、次の職場が決まっていれば円満退職しやすい
僕が退職する際、上司とは計2回の面談をしました。
1回目で退職の意思を伝え、2回目で退職意思の再確認と書類記入と仕事の整理の話を進めていきました。
上司からは、「次の職場は決まっているの?」など心配そうに聞かれます。当然、次の職場が決まっていない中で退職を決めるのは職を失う恐れがあることを意味するからです。
次の職場が決まっている、または候補があるのならその旨も上司に伝えておきましょう。そのほうが引き止められることなく円満に退職の話が進みます。
「まだ次の就職先候補がない」「就職できるのか心配で転職に踏み切れない」という人は、転職サイトを活用しましょう。
理学・作業療法士は転職しやすい業界ですので、探せば好条件の求人は多くあります。
求人はたくさんの中から選ぶほうが高確率で良い職場を探すことができます。気に入った職場の候補があれば、安心して退職の旨を伝えることができるでしょう。
退職する前からでも、どんな求人があるのか探しておき、いつでも退職できる状況にしておくほうがリスクヘッジになります。
僕の経験上、転職は早めの行動が吉となります。
以下に僕が実際に使ってみて満足度の高かった転職サイトを紹介しています。そちらをご活用ください。