理学療法士のかずぼーです。
リハビリ職は、勉強熱心な方が多く、また患者さんを良くしたいと強い思いを持った人が多くいます。
ですが、若手のうちはどうしても知識や技術が不足しがちで、臨床に悩み、不安になることがあるんじゃないでしょうか。
そんなときに相談できる人が近くにいれば、アドバイスをもらえるのですが、スタッフの人数が少なく、職場に頼れる先輩がいない人もいますよね。
「職場に相談する人がいなくて不安・・・」
「先輩があまり勉強に意欲的でない・・・」
という悩みを抱えている理学療法士は、安心してください。
今の時代、誰にでも相談できるのです。
僕の実習時代の話
僕の実習時代は、今(2018年現在)から10年くらい前です。
一般的な理学療法士の実習生と同じように、辛くて、わからないことが多かったのですが、相談できる人がおらず、「もうどうしよう」という状態でした。
バイザーに相談しにくい
学校の先生にも相談しにくい
学校の先輩に知っている人がいない
学校の同期も実習中で相談できない
夜遅くまで調べものをして、一人でとてもとても悩んでいました。(今思い返せば、無駄に悩んでいたと思います。)
ネットで知った先生に質問してみた
当時、相談する人がいなかったので、いろいろネットで調べものをしているときに、僕が知りたかった知識をわかりやすく書いている「とある先生」のサイトを見つけました。
ダメもとで早速相談内容を送ってみましたが、結局返事はありませんでした。
有名な先生だと思うので、いきなり質問してきた見ず知らずの学生にいちいち返答していられないのでしょう。
僕が学生の頃は、ネットで調べものをするなんて「信憑性がないからダメ」だと散々言われていました。
信憑性、根拠はもちろん大事なのですが、専門家が書く文章って難しすぎてわかりにくいことも多々あるんです。
僕は知識をまとめるきっかけとしてはネットは大いに活用すれば良いと思っています。
SNSを大いに使おう
10年くらい前は、FacebookやTwitterも今ほど多くの人が利用していることはありませんでした。
ですが、現在はそういったSNSで誰でも気軽に情報発信ができる時代です。
特にTwitterは不特定多数の人が気軽に見られるので、知識の宝庫であり臨床のヒントが書かれていることもあります。
ブログをしている人は、同時にSNSもやっている場合もあり、しかもみんな優しいのでわからないことを質問すれば、8割以上の人は親切に回答してくれるでしょう。
今はブログで知識を補充できるし、わからないことはTwitterでもブログのお問い合わせページからでも気軽に質問ができます。
僕の学生時代と比べると、今の時代は本当に誰にでも相談できるです。
僕のところにも臨床の悩みを持った人から連絡がきます
もちろん、僕もブログをやっていますので、わからないことがあれば相談にのります。
僕のメインブログでもある「かずぼーのリハビリ大全」では、特にリハビリの評価について力を入れて書いていますので、参考になるはずです。
質問するときの注意点ですが、
患者情報を漏らさないようにすることです。
僕が学生の頃は、ネットで個人情報が漏れる可能性を考慮して、先生からも厳しく注意をされていました。
現在でも、患者名や具体的な年齢、住所、病院名など、個人が特定されるような情報は控えるべきです。
環境によって勉強できる可能性が広がる
僕は新人時代から8年回復期リハビリテーション病院(2つの病院を経験)に勤めていました。いずれもセラピスト(PT・OT・ST)合わせて30~40人規模の病院でした。
相談したければ、相談に乗ってくれる人が沢山いる状態なわけです。
人数が多い職場では、後輩の相談にものることが多く、アウトプットしながら学べるのでそれも大きなメリットです。
勉強は自分でするものなので、環境が全てではないですが、環境によって勉強できる可能性が広がるのは僕の経験上、否定のしようがありません。
個人的には、相談できる人が2、3人いれば良いと思っています。わからないうちは、尊敬できる人の考えを徹底的に吸収して、まずはセラピストとしての自分軸をつくることが大切です。
時には、外部の勉強会へ参加したり、参考書や論文を読んで知識を蓄えるも良いでしょう。そして、患者さんに還元していく過程でレベルアップしていけば良いと僕は考えています。
もちろん、前述したように今の時代、リハビリ関係のSNSやブログも充実してきているので、気軽に相談してみるのも良いです。
わかることが増えれば、臨床はより楽しくなります。
不安なのは、分からないことが多いからです。
「この痛みの原因なんだろ?・・・何していいかわからん」というのと、
「この痛みの原因は、これだな!じゃあ、この治療を試してみよう」
と考えるのとでは、やりがいが全然違いますよね。
後者のように自信を持って患者さんと接することができると、患者さんからの反応も信頼度も段違いです。
あなたが、今の職場でどうやってもスキルアップにつながらないと不安に思うなら転職するのも一つの手です。
僕は転職3回経験していますが、いずれも転職サイトにお世話になりました。このブログでもセラピストの働き方から転職のコツまで、徹底して書いていますので、良ければ参考にしてください。
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